小児外科
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小児外科とは
病院の「小児外科」(しょうにげか)をご紹介します。
小児外科とは、「小児」「外科」と名に入っている通り、子どもの外科治療を行う診療科のこと。胸部・腹部にある臓器の疾患をメインの診療対象としています。ちなみに、外科は主に手術を用いて疾患を治療する科です。
ドクターマップの「小児外科とは」では、そんな小児外科について、特徴、同診療科が少ない理由といった知識をまとめました。さらに、同科で診療できる病気一覧も掲載しています。
小児外科の特徴

日本における小児外科は、新生児から16歳未満の主に手術が必要な疾患を診療。基本的には子どもの一般外科であり、呼吸器や消化器、外傷などが対象で、なかには泌尿器・女性生殖器を対象としている小児外科もあります。
一方で病院にもよりますが、心臓外科や脳神経外科などにかかわる子どもの病気は取り扱っていません。また、小児外科特有の病気を受けた患者は、16歳以上になっても小児外科医が診ることがあります。
なお、世界で小児外科が発展していったのは、1900年代頃。最初は欧米で盛んとなり、日本では少し遅く、1950年代頃になってから小児外科という考えが導入されました。1964年(昭和39年)には、「日本小児外科学会」が設立しています。
小児外科と外科の違い

小児外科を表すとき、「子どもは大人のミニチュアではない」という言葉がよく使用されます。
子どもの身体は発達段階にあり、身体が小さいだけでなく臓器の機能も未熟。また、精神的にも発育の途中であるため、小児外科は、子どもの心身に深い専門的知識を持った小児外科医が担当するべきと考えられています。
疾患自体も小児外科と成人の外科では異なり、成人の外科は悪性腫瘍や心不全をはじめ、成人後になる病気が多いですが、小児外科は生まれつきの異常を原因とする病気が多いのが特徴です。
小児外科で診療できる病気一覧
小児外科で診療できる主な病気をご紹介します。
鼠径(そけい)ヘルニア

「鼠径ヘルニア」は、腹膜の袋に腸や卵巣が飛び出す病気で、足の付け根に膨らみが生じます。「脱腸」とも呼ばれています。
飛び出してしまった臓器が戻らなくなってしまった状態を「嵌頓」(かんとん)と言い、この状態になると、腸閉塞や臓器の壊死につながるので注意しましょう。
なお、鼠径ヘルニアの治療には手術が必要ですが、日帰り手術を行っている病院もあります。
臍(へそ)ヘルニア
胎児は臍の緒で胎盤につながって発育し、臍の緒の付いている部分の筋膜には穴が開いています。臍の緒は生後脱落。穴は腹膜とくっついて臍になりますが、この際に内臓が一部外に飛び出し、「臍ヘルニア」(出べそ)になります。
臍ヘルニアは、嵌頓状態になることはほとんどなく、自然治癒することが大半。しかし、自然に穴が閉じて内臓の飛び出しがなくなっても、臍周辺にたるみが生まれてしまうこともあります。
主な治療方法は圧迫療法と手術です。圧迫療法は、綿球やスポンジ、皮膚保護剤などを用いて、家庭や外来で実施。自然治癒されない、圧迫療法で治らない、治った跡が醜い、といった場合には、およそ1時間の手術が行われます。
急性虫垂炎

「盲腸」として知られている「急性虫垂炎」は、大腸の一部の「虫垂」(ちゅうすい)に炎症が起こって生じる病気。
腹痛や発熱などが症状として挙げられます。みぞおちや臍周辺から、徐々に右下腹部へと痛みが移動していくのが特徴。特に小さな子どもの場合、「胃腸炎」と判断されてしまうこともあります。
治療法は大きく分けて、抗生剤の投与と虫垂の切除手術の2種類。抗生剤での治療は症状が軽い場合に行われます。虫垂を切るわけではないので、再発のおそれがあるのが注意点です。
切除手術の場合、入院期間は約1週間。ただし、内視鏡による手術ではさらに短くなる場合があり、逆に膿が溜まってしまっている場合は長引くこともあります。
先天性食道閉鎖症

「先天性食道閉鎖症」は、食道が生まれつき途切れている病気。2,500~5,000人にひとり程度の割合で生じます。
脊椎の異常や「鎖肛」(さこう:肛門が生まれつきうまく形成されなかった病気)などを伴う場合が多いです。
疾患のタイプにもよりますが、出生前の主な症状は、胎児が羊水を飲み込めずに羊水過多となること。また、出生後には、泡沫状の唾液が流出したり、唾液・胃液が肺に入って肺炎となったりすることもあります。
同じく食道に関する先天性疾患として挙げられるのが、「先天性食道狭窄症」です。先天性食道狭窄症は、生まれつき食道の一部が狭窄(きょうさく:すぼまって狭い様子)状態にある病気。
ミルクだけを摂取しているときは症状が出ませんが、離乳食などの固形物を食べるようになると食べ物が狭窄部分につかえてしまい、嘔吐する、苦しむ、などの症状が見られます。
膀胱尿管逆流症

尿は腎臓で作られたのち、尿管を通って膀胱(ぼうこう)に溜まります。
通常、溜まった尿は排尿時に尿道を通りますが、「膀胱尿管逆流症」の場合は、膀胱に溜まった尿が尿管や腎臓まで逆流。原因は、尿管と膀胱のつなぎ目の先天的な異常が多いと言われています。
症状は、高熱や背中の痛み、排尿時の痛み、頻尿、排尿困難、尿漏れなど。「急性腎盂腎炎」(きゅうせいじんうじんえん)を起こす子どものおおよそ3~5割は、この膀胱尿管逆流症です。
治療は抗菌剤の服用や手術などで、手術では逆流を防止したり、尿管口に補強剤を入れたりします。
神経芽腫(しんけいがしゅ)
5歳未満に起こることの多い「神経芽腫」は小児がんの一種で、神経細胞ががん細胞となる病気。主に腎臓上部にある副腎や、背骨近くにある交感神経幹などに発生します。
初期は無症状なことが大半。進行すると、腹部が腫れる、しこりができるといった症状が現れ、さらに転移した場所によって、発熱や貧血、咳、まぶたの腫れ、皮下出血などが見られます。
また、神経芽腫は、治癒が困難なタイプから軽い治療で済むタイプ、自然に腫瘍が消えるタイプまで、様々なタイプがあるのも特徴のひとつです。
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