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【人間ドック】
実は怖くないし面倒でもない「人間ドック」に行ってみよう

20歳以上を対象に、1日から3日程度かけて様々な検査によって病気の有無や診断を行なうのが「人間ドック」です。
施設によって実施している検査内容が異なります。
また、料金も施設やコースによって異なり、数万円かかる場合もあります。
では、なぜ「人間ドック」が必要なのでしょうか。
それは、病気はある程度進行しないと自覚症状が現れないからです。
特にガンは自覚症状が現れた段階では、治療が極めて困難であると言われています。
ガン以外にも、詳しい検査を多項目にわたって行なうことで、多くの病気の早期発見に効果があります。
それでは、どのような検査をするのか、一般的な検査メニューをご紹介します。

参考:日本人間ドック学会ホームページ

1日ドック

1日ドック

「1日ドック」と言っても検査自体はたいていの場合、午前中で終わります。

午前中に検査を行ない、午後に医師との面談をするといった流れが最も一般的です。

検査料は、検査を行なう病院によっても異なりますが、40,000~50,000円ぐらいが相場です。

通常は検査の際、健康保険は使えませんが、契約されている健康保険組合によっては費用の補助がある場合があります。

検査の前日は、なるべく早い時間に食事を済ませ、水分は極力摂らないようにします。

当日の飲食、喫煙は禁止です。

基本検査

基本検査

ここでは「基本検査」の内容をご紹介します。

身体検査
身長、体重、体格指数BMI(body mass index)を計測します。BMI値によって太り気味かやせ気味かが分かります。
血圧
収縮期血圧と拡張期血圧を計測することで、心臓のポンプ機能や血管の状態が正常かどうかが分かります。
心電図
心臓の筋肉に流れる電流を体表面から記録する検査によって、電流の流れ具合に異常がないかが分かります。また、1分間に電気が発生する回数で心拍数を測定します。
視力や眼圧、眼底検査を行ない、高眼圧症、動脈硬化の程度、高血圧、糖尿病による眼の合併症や緑内障・白内障の有無の可能性を発見します。
聴力
主に1,000Hz(低音域)と4,000Hz(高音域)の聴力を調べることで、日常生活では気づきにくい聴力障害の有無が診断できます。
呼吸機能検査
年齢、性別、身長から算出された予測肺活量に対して、肺活量が何%であるかを調べることで、間質性肺炎や肺線維症、慢性気管支炎、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患の疑いがないか検査します。
胸部X線
胸部へX線を照射して、肺炎、肺結核、肺がん、肺気腫、胸水、気胸など、呼吸器の疾患の有無、その程度を検査します。
上部消化管X線
造影剤であるバリウム液を飲んで、食道から胃、十二指腸までをX線写真で映し出し、胃、十二指腸のポリープ、潰瘍やガンなどがないか検査します。
腹部超音波
腹部皮膚表面部分に超音波を発信して、モニターに写して内部を診断することで、肝臓、すい臓、腎臓に腫瘍があるか、胆のうに胆石などがあるかを調べます。
血液検査
血液を採取して、主に貧血、肝臓の異常、腎臓の異常、高脂血症、糖尿病などの病気を調べます。
尿検査
腎臓や尿の通り道の異常が判断できる検査です。尿の状態から尿蛋白、尿糖、尿沈渣、尿潜血、尿比重について調べます。
便
便に血が混じっているかどうかを調べる検査です。異常があれば大腸の検査が必要になります。
内科診療
血液検査やX線検査では診断しにくい体の病気を見付けるため、視診、触診、聴診などを行ないます。

オプション検査

オプション検査

「基本検査」とは別に、このような「オプション検査」メニューもあります。

直腸診
肛門の状態を観察し、続いて医師が指を肛門から挿入して肛門、直腸の内部を触診します。
乳腺
主に、乳房触診と乳房X線(マンモグラフィー)によって、乳ガン、乳腺症、乳腺炎などの有無を検査します。
前立腺
血液検査で行なう前立腺腫瘍マーカー検査(PSA)によって調べ、前立腺疾患の有無を検査します。
C型肝炎
C型肝炎ウィルスに感染すると体内にHCV抗体ができるため、血液中のHCV抗体の有無を調べます。
女性検診
主に、女性器の診察、及び子宮頸部細胞診の検査をして、子宮ガンの早期発見などを目指します。