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【女性科】
乳がん・乳腺症など 女性科で受けられる診療

女性科
診療科目
女性科

「女性科」は、女性特有の病気について扱います。婦人科や産婦人科、乳腺科、内分泌外科と併設していたり、診療内容が重複していたりすることも多いようです。

女性医師や女性看護師、女性カウンセラーらで構成されるのが主流で、女性にとって、男性医師に相談するのは恥ずかしい病気についても受診しやすいことなどがメリットです。

女性科の対象となる主な病気は、乳がんなどの乳腺の病気、月経異常や子宮がん、不妊治療などの婦人科の症状、痔など肛門周りの病気、更年期症状、思春期の悩み、母乳育児相談、職場や夫婦生活のストレスなどから来る精神疾患や体調不良などです。医療機関によっては体外受精や顕微授精など高度な生殖医療を行なうこともあります。

代表的な病気(病名)

難治性不妊(なんじせいふにん)

特徴
「難治性不妊」とは不妊症のうち、治ることが困難に思われる状態のことです。男性、女性のどちらにも妊娠が成立しない原因がみつからず、不妊治療を行なっても妊娠ができない場合などに難治性不妊と判断されます。原因は女性の子宮内に精子に対する抗体がある免疫性不妊症、加齢による妊娠維持能力の低下、男性の造成機能障害など様々です。研究が進み治療が可能になったものもありますが、いまだ原因不明である場合も多くあります。治療には漢方薬の投与による体質改善などを行なう他、排卵誘発法、人工授精、顕微授精などの体外受精により妊娠を目指す方法などがとられます。
症状
避妊をせずに性行為を定期的に行なったにもかかわらず、2年以上の期間が経っても妊娠が成立しないと不妊症と診断されます。妊娠ができないことの他は特に症状は現れません。そのため、男性、女性ともに原因がみつからない、不妊の原因を調べる検査に協力できない、という状況も生じます。不妊症の原因が体の冷えによる場合は冷え性の症状がみられます。加齢が原因であれば、卵子や精子を顕微鏡で検査すると老化が確認できます。また、人口受精や体外受精などを続け、妊娠が思うように実現できない期間が長引くと精神的な負担も生まれてきます。
治療法
難治性不妊の原因が卵管性不妊症の場合はカテーテルを利用した内視鏡手術が必要。また、原因不明不妊のための腹腔内観察や子宮外妊娠などを行なう場合、腹腔鏡下手術で全身麻酔をしますが日帰りが可能です。この手術は卵管に水を通したり腹腔内洗浄をしたりするため、妊娠の可能性を高めます。その他、卵子のアンチエイジングや体質改善ならば漢方薬治療、着床不全ケースならば二段階胚移植法、不育症ケースならばバイアスピリン投与やステロイド治療など、原因に合った治療を行ないましょう。

子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)

特徴
「子宮内膜症」とは子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮の内腔や子宮筋層以外の場所で発生し発育する病気です。よくできる部位は卵巣やダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)、膀胱子宮窩(子宮と膀胱の間のくぼみ)、仙骨子宮靭帯(子宮を後ろから支える靭帯)、卵管などです。稀ではありますが肺や腸にもできることもあります。子宮内膜症が卵巣に発生した場合、「チョコレート嚢胞」と呼びます。
こうした場所に子宮内膜組織が発育すると、女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて症状を引き起こします。重症になると骨盤内の臓器に癒着を引き起こします。
子宮内膜症の原因は諸説ありますが、月経血が卵管から腹腔内に逆流し腹腔内に留まってしまうのが原因といわれています。
症状
症状として代表的なものが痛みと不妊です。痛みの中でも月経痛は子宮内膜症の患者の約9割に認められます。月経痛だけでなく、月経時以外にも下腹部痛や腰痛、排便時痛、性交時痛を引き起こします。
また、子宮内膜症の患者さんの約5割に不妊が認められます。不妊の発生機序は明確にはなっていませんが、骨盤内の臓器の癒着により受精が失敗する可能性や、免疫異常により着床が失敗する可能性などがあります。
稀ではありますが、子宮内膜症が肺にできると血痰(けったん)や気胸などの症状が現れることもあります。こうした症状は妊娠や出産を機に軽快することがあります。閉経後は卵巣機能が低下するため、子宮内膜症の症状は改善します。
治療法
子宮内膜症の治療法には薬物療法と手術療法があります。薬物療法で用いられるのは痛みをとる鎮痛薬、症状を軽減させる低用量ピル、月経を止めるGnRHアゴニスト、子宮内膜症治療剤ジェノゲスト、レボノルゲストレル放出子宮内システム挿入による治療、男性ホルモン作用を有するダナゾールなどです。内膜症による癒着が進行している場合や大きな卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)が見られる場合、及びこれらの症状によって不妊や痛みが引き起こされている場合には手術療法を行なうことがあります。手術療法としてはチョコレート嚢胞の切除や病巣の焼灼、癒着の剥離などを行ないます。手術は腹腔鏡ですることが可能です。

ハイリスク妊娠(はいりすくにんしん)

特徴
「ハイリスク妊娠」とは、妊娠の約10ヵ月間を過ごしたあと出産することで母体や胎児に発病や死亡のリスクがある妊娠のことです。産前・産後に合併症が発生する可能性も通常の妊娠より高いとされています。例えば18歳未満の「低年齢出産」や、35歳以上で初産をする「高齢出産」をはじめ、多胎妊娠、胎児の病気、妊婦の体が小さいなど体格の問題、帝王切開の経験などもリスクの要因になります。ハイリスク妊娠と分かっていながら妊娠、出産を続けるときには、医師の適切なケアを受け、妊娠中に正しい生活習慣を身に付けることなどが必要とされています。
症状
妊娠20週から分娩12週までの高血圧や、高血圧によるタンパク尿がみられる妊娠高血圧症候群の症状が出やすくなります。食事療法や投薬による治療を行ない妊娠を継続しますが、母体に重い症状が現れた場合は妊娠を終了させることも検討します。特に妊婦が35歳以上であれば、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかりやすくなります。胎児に発育不全や染色体の異常、奇形が起こるリスクも高いとされています。妊婦が体重45kg未満である場合は低体重児、母体が肥満である場合は胎児が大きくなり過ぎて難産になる可能性が高くなります。この他、出産を5回以上経験している妊婦は、分娩時に大量の出血がある場合があるなど、リスクの要因によって心配される症状が異なります。
治療法
ハイリスク妊娠の治療法(管理法)は症状により様々です。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)では、外来治療によるカロリー制限や塩分制限が行なわれるのが一般的ですが、重症度が高いと判断されれば入院となります。妊娠糖尿病でもエネルギー制限などを行ないますが、このときに大切なのが食事や血糖値を記録する血糖管理。健診日に記録ノートを忘れずに持参し担当医や管理栄養士と相談・管理するようにしましょう。出血のあるハイリスク妊娠(切迫早産・前置胎盤・常位胎盤早期剥離等)では出血を起こさないことが治療の目標になるため、自宅安静か程度によっては入院して床上安静を求めることがあります。

乳頭トラブル(にゅうとうとらぶる)

特徴
「乳頭トラブル」とは、主に赤ちゃんに授乳を行なうときに起こる乳頭のトラブルの総称です。赤ちゃんが強い力で吸うために乳頭に様々な症状が現れます。多いのは乳頭がひび割れたようになる「乳頭亀裂」や、それが悪化して出血を伴う「乳頭裂傷」、白いできものができる「白斑」などです。
乳頭トラブルの原因は授乳時の赤ちゃんの抱き方や角度、吸わせ方などに問題があることがほとんどです。
母乳が外に出せなくなると乳腺炎などを引き起こすこともあります。また、痛みが激しいと授乳が困難になりますが、続けるためには医師や助産師に相談をすることが有効です。
症状
「乳頭亀裂」になると乳頭に傷が入り皮が剥けます。「乳頭裂傷」ではその傷から血が出ます。赤ちゃんが哺乳すると強い痛みが走り、症状は治らず授乳がストレスになります。保護カバーや塗り薬を使って授乳を続けることもあれば、医師などに授乳を一旦休むよう指示されることもあります。この場合は、乳腺が詰まらないように搾乳をして赤ちゃんに与えます。
「白斑」は乳頭に白い吹き出物や水泡ができることです。赤ちゃんが哺乳すると痛みがありますが、痛みがない場合もあります。白斑は赤ちゃんに母乳を与えることで治ります。

骨盤臓器脱(こつばんぞうきだつ)

特徴
「骨盤臓器脱」とは子宮、膀胱、直腸などの骨盤内にある臓器が徐々に下垂し、腟内あるいは腟外に膨隆、または脱出する病気です。「性器脱」とも呼ばれます。どの部位が下垂するかによって「子宮脱」、「直腸脱」、「腟断端脱」、「膀胱瘤」、「尿道瘤」、「小腸瘤」に分けられます。出産経験がある女性の約半数程度が産後から死亡までの間に骨盤臓器脱を発症すると言われています。特に更年期以降に発症しやすくなります。骨盤臓器脱は産道や尿道を塞ぐ筋肉である骨盤底筋群の傷や緩みから始まります。出産や加齢による筋力の低下、慢性の便秘や咳、腹筋を使う仕事、肥満による筋肉への負荷などがその原因になります。
症状
軽い骨盤臓器脱では症状はほとんどありません。臓器が下りてくるにつれて、症状が顕著になります。
子宮脱
腟内に異物感をおぼえたり陰部に重みを感じたりするなどの症状が現れます。悪化すると子宮が腟から外へ出てしまい、粘膜の炎症を起こすこともあります。
直腸脱
便秘になります。排便が難しくなり、病気が進行すると排便時に直腸を指で押すことなどが必要になってきます。
膀胱瘤
尿意を頻繁に感じるようになったり、尿漏れが多くなったりします。膀胱瘤が悪化すると排尿することが困難になることもあります。
尿道瘤
尿意を頻繁に感じ、尿漏れが多くなります。
治療法
骨盤臓器脱の症状が軽い場合には臓器を支える骨盤底筋を鍛える運動を行なうことで症状が改善するケースも多いです。また、ペッサリーというリング状の器具を膣内に入れ、子宮や膀胱、直腸などを押し上げて支えるという方法があります。一方で年齢や症状などを考慮して手術が検討されることも少なくありません。手術では子宮を摘出したり、広がってしまった膣を縫い縮めたり、臓器が膣から出てこないよう膣を閉鎖したりすることがあります。最近ではメッシュのような膜を骨盤の底に入れて臓器が下りてくるのを防ぐ手術や、膣の一部や子宮の一部を骨盤の中心にある仙骨という骨に固定する手術が行なわれることも多いです。