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【東洋医学科】
普通の医学とは何が違うの?東洋医学とは

東洋医学
診療科目
東洋医学科

「東洋医学」は、中国やインド、アラブなどで生まれて発達した医療分野です。ヨーロッパが発祥の現代医学(西洋医学)に対して「東洋」という言葉が使われます。中国伝統医学を軸に、漢方や鍼灸、按摩(あんま)、さらにインドのアーユルヴェーダ、イスラム圏のユナニー医学なども含まれます。西洋医学では、ある疾患に対してその原因となっている器官や細胞などに処置などを加えるのに対し、東洋医学では患者のもつ自然治癒力を取り戻し、高めることに力を注ぎます。

対象となる病気は幅広く、なかでも西洋医学では対処できないときに東洋医学で治療を行なうことが多いようです。具体的には、原因不明の体調不良や冷え性、不妊、自律神経失調症、更年期障害、花粉症などのアレルギー性疾患などです。

代表的な病気(病名)

自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)

特徴
「自律神経失調症」とは、ストレスや不規則な生活、環境の変化、女性ホルモンの影響などが原因となって、体調不良が現れる症状のこと。心身をアクティブにするよう働きかける「交換神経」と、体を休ませるときに使われる「副交感神経」という2つの自律神経のバランスが崩れることによって起こります。
自律神経失調症としての正式な診断基準は確立されておらず、原因不明の頭痛や下痢、めまいなどがあるときに、この病気であると判断されることが多いようです。自律神経失調症の一種とされる病気には、「過呼吸症候群」、「心臓神経症」、「起立失調症候群」、「メニエール病」、「神経性嘔吐病」、「神経性下痢」、「偏頭痛」、「過敏性大腸症候群」、「慢性じんましん」、「夜尿症」、「更年期障害」などがあります。
症状
頭から足まで体のあらゆる部分に症状が現れる可能性があります。頭痛やめまいなどひとつの症状だけが現れる場合もあれば、いくつもの症状が重なる場合もあります。
精神的な症状としては、イライラ、不安感、疎外感、あせり、落ち込み、憂うつ感、無気力、食欲不振、集中力の欠如、注意力散漫、記憶力の低下など。
身体に現れる症状は、耳鳴り、口や目の渇き、味覚障害、涙目、のどの詰まり、頭痛、めまい、冷え、疲れ、のぼせ、息切れ、動悸、吐き気、便秘、下痢、しびれ、痛み、かゆみ、多汗、肌の乾燥、頻尿、生理不順、不眠などが挙げられます。

冷え性(ひえしょう)

特徴
「冷え性」とは、全身あるいは下半身、手足など体の一部が冷えて、辛さを感じる症状のことです。体温が36℃未満である「低体温」とは違い、体温が36℃以上であっても冷え性である場合があります。
冷え性は主に、体の体温調節機能がうまく働かないことによって起こります。原因はストレスや運動不足といった生活習慣やそれによる動脈硬化、加齢による筋肉の減少などと言われます。夏に冷房の効いた部屋に長居する、冷たいものばかりを食して体に「冷」を積み重ねる東洋医学で言う「積冷」も冷え性の原因のひとつです。
東洋医学による治療では、体を温める食事を摂るなど衣食住にわたる指導を行ないます。
症状
冷え、不眠、頭痛、肩こり、肌荒れ、腰痛、腹痛、下痢、生理痛、月経不順、血行不良、疲れやすい、のぼせ、イライラ、不安感、落ち込みなどの症状が現れ、不妊にもかかわりがあると考えられています。
冷える部分は手足や下半身、全身、内臓、その他の体の一部が冷えている場合もあります。特に手足は温かくて内臓だけが冷えているときは自覚がしにくく、低体温へと症状が進行する人も多いようです。低体温になると内臓が冷えている状態が続くので、免疫力の低下、無気力、不眠などの症状が現れます。
冷え性は特に女性に多い病気ですが、男性が冷え性になると低体温に進行しやすいと言われています。

アレルギー性疾患(あれるぎーせいしっかん)

特徴
アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息など、体内に入ってきた刺激に対する免疫の反応異常を総称して「アレルギー性疾患」と言います。
アレルギー性疾患の原因は、体質や遺伝などが考えられますが、はっきりと解明されていません。例えば、植物の花粉が原因となる「花粉症」は、同じ量の花粉を吸いこんでも発症する人としない人がいます。発症者は自己免疫が花粉に対して過剰に反応している状態になっています。
アレルギー性疾患の治療は、針灸治療や漢方薬の服用など東洋医学による治療法が有効に働く例も多いようです。アトピー性皮膚炎も原因は不明ですが、鍼灸によって自律神経のバランスを整えることで改善がみられることがあります。
症状
アレルギー性疾患の種類により症状が異なります。
アトピー性皮膚炎
慢性的に皮膚にかゆみがあります。赤くジクジクとした湿疹がみられ、皮膚が剥けてかさぶたになったり、皮膚が硬くなったり、しこりができたりすることもあります。
花粉症
花粉が飛び交う季節に発症します。花粉が鼻などから体内に入ると、異物を追い出そうとしてくしゃみが何度も出る、鼻水が頻繁に出る、といった体の反応が頻繁に行なわれます。鼻の粘膜が腫れることから、鼻づまりを引き起こし、咳が出て、就寝中も息苦しくなって眠りが浅くなるなどの障害が起こります。

更年期障害(こうねんきしょうがい)

特徴
「更年期障害」は、女性の閉経前後の期間にあたる45~55歳の更年期に起こる、心身の様々な不調のことで、自律神経失調症のひとつです。
更年期障害は、卵巣から分泌される「エストロゲン」という女性ホルモンの量が減り、脳の視床下部の中にある自律神経に影響を及ぼすことが主な原因とされています。自律神経は代謝や血圧、呼吸、消化など様々な機能をコントロールしているため、これが乱れることで体の各部に症状が現れます。
更年期障害は血液検査などでは異常が認められず、症状に対する原因が不明であることが多いため、東洋医学で治療にあたることが一般的になっています。
症状
代表的な症状は、ほてり、のぼせ、微熱などがあります。他に不眠、冷え、頭が重い、発汗、腰痛、膝痛、貧血、便秘、動悸、耳鳴り、難聴、めまい、頻尿、残尿感、高血圧などが挙げられます。閉経前は月経遅延、月経量の異常、月経期間の長期化、不正出血などの月経異常症状が見られます。
精神的にも憂うつ感や不安、気力の低下、イライラ、情緒不安定、倦怠感、疲労感といった症状が現れます。
更年期を迎えた女性特有の病気であるため、家族や職場などで周囲の人の理解の有無も、精神面に大きく影響していると考えられています。

慢性疲労症候群(まんせいひろうしょうこうぐん)

特徴
「慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome)」とは、本人には特に原因が思いあたらないのに、疲労が長く続く症状のことです。別名、「CFS」と略して呼ばれることもあります。
慢性疲労症候群であるかの判断基準は、体を動かすのが困難になる程の疲労があるかどうか、またその疲労が6ヵ月以上続いていることと定義されています。
この病気は風邪などの病気をきっかけに発症することが多いことから、免疫の異常にかかわりがあると考えられています。免疫の異常が脳に影響し、疲労感を生むとする説が有力です。
治療は漢方薬を中心に使った薬物療法が基本です。ストレスなど心因的な疲労が疑われる場合は、カウンセリング療法なども行ないます。
症状
原因がよく分からない疲労が、長い期間にわたって続きます。疲労のレベルは、日常生活を送ることが困難になる程です。休息をとってもなかなか回復しません。全身に痛みが激しい筋肉痛のような症状が現れることもあります。
体温は平常時ものより1℃前後高い微熱が6ヵ月以上続きます。頭痛や喉の痛みがあり、風邪気味であるととらえることも多いようです。
また、夜には寝つきが悪く睡眠が浅くなったり、逆に、日中に眠気に襲われたりするなど、睡眠障害がみられることもあります。
精神面では、うつ状態になることがあります。注意力が散漫になり、物忘れをするなどの症状が現れます。