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【脳神経外科】
くも膜下出血・三叉神経痛など脳神経外科で受けられる診療

脳神経外科
診療科目
脳神経外科

「脳神経外科」は、脳、せき髄、末梢神経などの疾患の外科的治療を行ないます。

具体的には、脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞、交通事故などによる頭部外傷、あるいは脳やせき髄の腫瘍、顔面神経痛(三叉神経痛、片側顔面けいれん)などを治療します。

脳神経外科で扱う症状として多く見られる症状は、手足の麻痺、感覚の低下、意識を失う、めまい、しびれなどです。このような症状の場合、多くはMRI(磁気共鳴画像診断装置)やCT(コンピューター断層撮影)という頭の中が画像として見える検査をし、必要に応じて手術を行ないます。

くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)

特徴
脳と頭蓋骨の間には、硬膜、くも膜、軟膜があり、この3つの髄膜が脳を包んでいます。くも膜と軟膜の中には脳動脈や脳を保護する脳脊髄液があります、くも膜下出血とは、この部分の動脈にできた「脳動脈瘤」が破裂し、くも膜と脳の間に出血が広がることをいいます。くも膜下出血を発症すると初期の発作で10-20%が死に至るといわれている怖い病気です。また、出血により脳を圧迫し、脳内に血液が流れない状態が続くと、脳はダメージを受けるため、早急な治療にあたっても意識障害や寝たきりの状態になってしまうこともあります。
症状
発症した瞬間は、頭を突然バットで殴られたような激しい痛みが起こるのが典型的な症状です。あわせて吐き気や意識がもうろうとして、そのまま意識を失ってしまう人もいます。重症の場合には前触れなく突然起こることが多いですが、出血が少ない場合には頭痛が長く続き、体調不良だと勘違いしてしまうこともあるので注意が必要です。軽症の場合でも1週間以内の再出血の確率は高く、10年後までに症状がでない人は全体の20%以下しかいません。少しでも疑いがある場合には適切な病院で早急に治療をうけるようにして下さい。
治療法
くも膜下出血の治療法は主に2つあります。くも膜下出血を起こしたあとの治療で最も重要なことは、再破裂・再出血の予防です。頭蓋骨に穴をあけ、出血を取り除きながらコブができている部分に血液が行かないよう金属製のクリップで血管を挟みます。再出血の可能性が最も高い発症後72時間以内に行なうのが一般的です。
さらに、血管内手術(コイル塞栓術)というものもあり、動脈に細い管(カテーテル)を刺し、細いコイルをコブがあるところまで流し込み蓋をします。比較的患者の体に負担が少ないため近年普及してきている技術です。

三叉神経痛(さんさしんけいつう)

特徴
三叉神経痛とは、顔面や口の中に激痛を感じる神経系の病気で、それの原因は不明な場合が多いのですが、三叉神経を血管が圧迫して痛みの原因物質が放出されると考えられています。同様の痛みを発症する病気に片頭痛があり、その中でも片頭痛発作重積という病気とよく似た症状です。また、ヘルペスウイルスを原因とする帯状疱疹や脳腫瘍があって脳内の神経が圧迫されて同様の痛みを感じることも稀にはあるので、きちんとした診断が欠かせません。
症状
三叉神経通の症状は、顔面を中心として、唇、舌、歯茎などに鋭い痛みが短時間発生し、繰り返すのが特徴で、いわゆる神経が障害されたときのピリピリした痛みで、通常は顔の左右どちらか半分側に発生します。片頭痛持ちの人が三叉神経痛になると、片頭痛に伴う炎症による刺激と相まって、ひどい痛みを感じ、また、痛みの刺激が中枢にまで達すると、頭部顔面以外の身体部分にも痛みを感じることもありますが、放置して置いても自然に治ることが多いです。
治療法
三叉神経痛の治療には、てんかんの薬を使って神経伝達を一時的にストップさせて痛みを摂る方法が有効です。その他、抗痙攣剤、神経の興奮を鎮める薬、うつ病治療薬を使用しますが、これらが効かない場合、神経に局所麻酔や高周波、痛点を行なうことで神経の働きを一時的に止める神経ブロックという方法や、放射線を三叉神経に当てて痛みを和らげる方法(γナイフ)などが行なわれます。症状が重い場合には、耳の後ろ側から三叉神経の部分までメスを入れて、神経を圧迫している血管を取り除く手術法も治療法のひとつです。

脳梗塞(のうこうそく)

特徴
脳梗塞とは、脳の血管に血栓ができて血流が停滞して酸素が行き渡らなくなり、脳細胞が死滅した結果、色々な障害が現れてくる病気です。脳の細い血管に血栓のできるラクナ梗塞、動脈硬化や脂質異常症などで脳動脈に血栓ができるアテローム血栓性脳梗塞、心臓の中にできた血栓が脳に飛んでできる心原性脳塞栓症の3種類。梗塞の起こった場所、回数、梗塞の範囲やひとつの梗塞の大きさなどによって病態は異なり、最悪の場合には死に至ることもあります。脳梗塞には発作が起こる前触れがあります。発症すると生命の危機になる可能性がありますが、生活習慣次第でリスクを低下させることができます。
症状
脳梗塞の症状としては、言葉が出てこない、ろれつが回らない、手足の動きがおかしい、左右どちらかの手足が自由にならないなどで、重症の場合には昏睡状態に陥ります。一方、軽い発作の場合には無症状のことも多く、その場合には、脳ドックなどでの検診で脳のMRIを撮って、小さな梗塞の跡を確認しないと判定できません。何度か繰り返すことがあり、再発のたびに最初とは別の場所が障害されることが多いです。発作が収まったあとに、後遺症として、言語障害、運動障害、感覚障害、嚥下障害が現れることが多く、重度の場合には、記憶障害や認知障害が起こります。
治療法
脳梗塞の治療には、t-PA静注療法という血栓溶解剤を使って血栓を溶かす方法が極めて有効です。この治療法による効果が薄い場合、カテーテルを入れて血栓を除去する方法を行ないます。いずれの方法も、発症後、すみやかに処置しないと効果を発揮しない点が大きな問題です。このため、脳梗塞が疑われた場合にはできるだけ早く救急車などを使って患者を病院に搬送しなくてはなりません。脳梗塞の予防には脱水して血液の濃度を上げないようにすることが推奨されています。夜寝る前や起きたあと、入浴の前後などはコップ一杯の水を飲むようにしましょう。

脳腫瘍(のうしゅよう)

特徴
脳腫瘍とは、脳をとりまく組織に異常な組織が発生し増殖する病気で、良性と悪性があります。脳腫瘍全体での割合は悪性と良性はほぼ半々です。また、脳組織自体から発生した「原発性脳腫瘍」と、他の臓器のがんが転移して発生した「転移性脳腫瘍」があります。放置すると脳を圧迫して様々な障害を起こす可能性があるため治療が必要です。原因は遺伝子の変異と言われていますが、明確には分かっていません。
症状
腫瘍のできた場所によっても症状は異なりますが、慢性的な頭痛、吐き気、嘔吐、視力の低下、手足のまひ、けいれんなどが主な症状です。特に、朝方に起こる頭痛が日増しに強くなる傾向があります。脳腫瘍の中でも代表的な症例を紹介します。
髄膜腫(ずいまくしゅ)
脳を包んでいる髄膜から発生する良性の腫瘍で、症状がない「無症候性髄膜腫」は手術を受けなくても問題がない場合もあります。
神経膠腫(しんけいこうしゅ)
良性と悪性があります。脱力、けいれん発作、視野障害などの局所的症状があります。
下垂体(かすいたい)腺(せん)種(しゅ)
様々なホルモンを分泌している下垂体にできる良性の腫瘍で、初期兆候として女性の場合は、妊娠していないのに母乳が出るなどがあります。
治療法
脳腫瘍の治療法としては、腫瘍を取り除く手術を行ないます。良性腫瘍の代表的なものとして脳を包む膜にできる「髄膜腫」や、脳の外にある神経に発生する「神経鞘腫」などがあり、これらは脳の外にできる腫瘍であるため手術で取り除きやすく再発の可能性は低いです。悪性腫瘍には「グリオーマ(神経膠腫)」「中枢神経系悪性リンパ腫」などがあり脳の奥へ入り込みやすい腫瘍のため、生活するのに必要なことができるよう脳の機能を温存することを第一に考えましょう。手術だけでは取り除くことが難しいものには、放射線や抗がん剤などをうまく組み合わせた治療が必要となります。

脳卒中(のうそっちゅう)

特徴
脳卒中とは、脳の血管が破れたり詰まったりすることで脳細胞に血液が届かなくなり細胞が壊死してしまう病気です。細い血管が破れる病気を脳出血、脳動脈にできたこぶが破れる病気をくも膜下出血、脳の血管が閉塞して起きる病気を脳梗塞と言います。脳卒中の5大危険因子としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙が挙げられます。米国脳卒中協会では、「ACT FAST」というキャンペーンをやっていて、顔、腕、言葉の異常に気付いてできるだけ早い時間の受診を求めているほど重大な病気です。
症状
脳卒中の症状は、突然の激しい頭痛、片方の顔が曲がっている、めまい、ろれつが回らない、よろけてまっすぐ歩けない、物が二重に見えるなどで、重症の場合には意識喪失から死に至ることも少なくありません。脳内で出血が起こるのは通常左右どちらかの脳ですから、その部分の神経が支配している左右どちらかの手足に異常が生じる特徴があります。また、発作は突然に起きるというのも脳卒中の特徴です。ただ、脳卒中の症状は脳梗塞の症状によく似ていて、症状だけからこの病気と判断することはできません。いずれにしろ頭に強い痛みを感じたら迷わず救急車や周囲の人に助けを求めるようにしましょう。
治療法
脳卒中の治療は、発症直後には血圧が上がるため降圧剤が投与されますが、しばらくすると脳にむくみが出てくるため、むくみを取る薬を投与します。重症の場合には、血の塊を取り除くために、外から吸引する方法や、開頭手術をしなくてはなりません。一度発作を起こすと再度発作を起こす可能性が高いため、脳卒中の予防には、動脈硬化と高血圧のコントロールのために、塩分やコレステロール控えめの食事や定期的な運動などの正しい生活習慣が重要です。また、定期的に脳ドックを受診して脳の健康状態をチェックすることが必要になります。

もやもや病(もやもやびょう)

特徴
もやもや病(指定難病22)とは脳の血管の病気で、別名「ウィリス動脈輪閉塞症」と呼ばれています。脳に入る左右4本の動脈が詰まって脳に血液がうまく流れなくなるために網目のような側副血行路が作られ、血管を撮影すると、それが煙のようなもやもや状に映るので「もやもや病」という病名が付きました。もやもや病の発症原因は今のところ不明ですが、遺伝子の変異による家族性のもやもや病も存在。5~9歳頃に大きな発症の山(「小児(若年)型」と呼ぶ)があり、男性では35~39歳頃、女性では45~49歳頃にも発症の山(「成人型」と呼ぶ)がありますが、それ以外の年齢でも発症し、発症年齢によって症状や発症機序が異なります。
症状
小児(若年)型のもやもや病は過呼吸などが原因で、側副血行路の血管が収縮して脳への血流が不足して起こる脳虚血発作の症状が中心です。症状としては手足の脱力、言語障害や意識障害、視覚障害などで、一過性で繰り返す場合が多く、重篤な場合には脳梗塞を引き起こすので侮れません。成人型のもやもや病では、長期間に渡る側副血行路への負担から血管が破れて出血することが多く、頭痛、嘔吐、意識障害、運動障害などが主な症状。その他の年齢で発症するもやもや病でも脳虚血あるいは脳出血に伴う症状を示し、障害の起こった部位や程度によって一過性の症状だけで収まる場合もあれば重い後遺症が残る場合もあります。
治療法
もやもや病が発症する直接的な原因は、現在のところいまだ不明のため、もやもや病を完治させる治療法はありません。しかし、脳への血流が不足する小児型の場合には「バイパス手術(血行再建術)」が有効とされています。バイパス手術の種類は、もやもや病の症状や脳の状態などに応じて「直接バイパス術」か「間接バイパス術」の2つです。血液を固まりづらくさせる「抗血小板療法」が行なわれることもしばしば。脳出血を起こす成人型の場合の治療法は、出血を抑える、血腫を取り除くなどの外科的手術を行ないます。手術により後遺症が残る場合もあり、後遺症の状態に応じてリハビリテーションを行ないます。

肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)

特徴
肋間神経痛とは、背中や胸など、肋骨に沿うように、突然激しい痛みがあらわれる神経痛の一種です。ほとんどの場合は、体の片側だけに起こります。突き刺すような痛みや圧迫されるような痛みがあり、咳や深呼吸、体勢のわずかな変化でも痛みが増す場合があります。
原因は主に2つあり、ひとつ目は骨や筋肉による神経の圧迫によるものです。神経の圧迫は、腫瘍(しゅよう)や椎間板(ついかんばん)ヘルニア、脱臼や骨折などの障害によるものもありますが、不自然な姿勢や疲労から突然起こることもあります。また、骨粗しょう症の場合には、咳や弱い外力でも肋骨骨折することで神経痛があらわれます。2つ目は、帯状疱疹(たいじょうほうしん)でウイルスの感染によるものです。痛みとともに、ぶつぶつとして疱疹ができるのが特徴とされています。
胸部や背中に強い痛みが生じるのは肋間神経痛だけではなく、臓器が原因となっていることもあります。
症状
肋間神経痛の主な症状は、肋間神経(肋骨に沿ってはしる神経)のある、背中や胸など、体の側面に強い痛みが生じます。
神経の圧迫によるもの
突き刺すような痛みが起こります。コリや不自然な姿勢が原因です。
帯状疱疹によるもの
痛みの他、ぶつぶつとした赤い疱疹が出るのが特徴です。2週間程度で痛みは減少していきます。
治療法
肋間神経痛の治療は、原因に応じて行なわれます。脊椎の疾患や肋骨の骨折などが原因の場合の治療法は薬物療法と運動療法です。痛みに対して消炎鎮痛剤が処方され、身体の動きに障害がみられる場合には運動療法を実施。症状が改善しない場合や著しく日常生活に支障をきたす場合は手術が検討されることもあります。帯状疱疹が原因の場合には、抗ウイルス薬や神経障害性疼痛治療薬が用いられ、原因がはっきりしない場合は神経ブロック注射をしなくてななりません。