病院・医院情報
県立病院とは/ホームメイト
県立病院は、都道府県などが運営する医療機関です。県民のニーズに応じた医療サービスを提供する他、高度な医療や政策医療、二次救命医療の提供を行っています。「県立病院とは」では、県立病院の特徴や役割について詳しく解説。さらに、全国にある県立病院から、「滋賀県立総合病院」、「あいち小児保健医療総合センター」、「山梨県立中央病院」をご紹介します。
県立病院とは
県立病院は、都道府県や県指定の行政法人が運営している医療機関です。県民の健康を守るため、医療サービスが必要とされる分野で高度な医療や専門的な治療を行い、災害時には救急対応などの重要な役割を担っています。
県立病院と市立病院の違い
県立病院と市立病院は、ともに公的な医療機関ですが、両者には大きな違いがあります。例えば、県立病院は県全体を対象にした医療を提供。県内全域から患者が訪れるため、多岐にわたる診療や高度な設備を備えています。また、県立病院は、一般的に二次医療を担い、一次医療機関で対応できない専門的な症例や救急に対応。これに対し、市立病院は、地域密着型の医療機関です。特に過疎地域では、市立病院が医療の基盤となっており、地域住民に向けた医療を提供。その他にも、市立病院は、一次医療を提供することが多く、外来診療や軽度な疾患の治療、健康診断を行います。
県立病院に求められる役割

県立病院は、県民のニーズに合わせて医療を提供します。県立病院の主な役割としては、①「高度な医療サービスの提供」、②「政策医療の提供」、③「二次救命医療の提供」など。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- ①高度な医療サービスの提供
- 県立病院では、一般的な診療科に加えて、特定の疾患に特化した専門的な診療科が設置されています。高度な検査技術や医療機器を完備している病院が多く、他の医療機関では対応が難しい治療や手術を提供。また、集中治療室(ICU)や緊急手術室を備えており、特に重症患者や緊急を要する患者に対し、迅速かつ適切な対応を行います。
- ②政策医療の提供
- 政策医療を提供することも県立病院が担う重要な役割のひとつです。政策医療とは、国が医療政策として特に力を入れて行う医療であり、厚生労働省が定めた基準に基づいて提供。政策医療には、がん、循環器病、精神疾患、呼吸器疾患、感染症など19の医療分野があり、特定の疾病や状況に対して、予防、治療、支援などを行います。
- ③二次救命医療の提供
- 県立病院の多くが二次医療機関です。重症患者を24時間体制で受け入れ、二次救命医療を提供します。二次救命医療とは、蘇生現場や病院などにおいて医師や看護師、救急救命士が行う救命処置のこと。例えば、交通事故で重度の外傷を受けた患者に対し、基本的なCPR(胸骨圧迫、気道確保、人工呼吸)や気管挿管、薬物投与など高度な外科治療を提供します。
有名な県立病院
滋賀県立総合病院

滋賀県立総合病院は、滋賀県守山市にある県立病院です。「都道府県がん診療連携拠点病院」、「がんゲノム医療連携病院」といった、がん治療に特化した指定を受けており、がん患者に対する専門的な診療や治療を行っています。
また、滋賀県立総合病院は、多職種連携による専門医療を行っており、地域の医療機関や患者からのニーズに応え、適切な医療を提供。さらに感染症対策、救急医療、災害対応、子育て支援などにも連動しており、滋賀県唯一の県立病院として、中核的な役割を果たしています。
なお、2025年(令和7年)1月には、滋賀県立総合病院と小児保健医療センターの統合が行われ、従来の小児科がさらに充実。すべての診療科による連携が可能となることで、小児難病や慢性疾患の子供が大人になっても、安心して診療を受けることができるようになりました。
| 施設名 | 滋賀県立総合病院 |
|---|---|
| 所在地 | 〒524-8524 滋賀県守山市守山五丁目4番30号 |
| 電話番号 | 0570-00-5031(ナビダイヤル)/077-582-5031(代表) |
| 診療時間 |
【診療受付】 8:30~11:00(※予約患者受付機は8:15から) 【診療時間】 9:00開始(※午後は予約の方のみ) 【面会時間】 ・平日 14:00~19:00 ・休診日 14:00~17:00 ※面会人数は2名まで、16歳以上の方 |
| 休診日 | 土日祝、年末年始 |
| 診療内容 | 総合内科、血液内科、腫瘍内科、老年内科、脳神経内科、消化器系内科、腎臓内科、循環器内科、外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、麻酔科、放射線治療科、緩和ケア、リハビリテーション科、精神科、救急科、小児科、小児総合内科、小児救急科など |
| 交通アクセス |
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あいち小児保健医療総合センター

あいち小児保健医療総合センターは、愛知県大府市にある医療機関です。入院診療、救急外来をはじめ、特定の専門診療科に該当しない症状を持つ子供の診療を行います。あいち小児保健医療総合センターは、2016年(平成28年)2月1日に、東海三県初となる小児専門の救急棟を設置。同年3月30日には、愛知県によって「小児救命救急センター」に指定されました。
あいち小児保健医療総合センターは、子供のための医療機関として、健康や発達に問題を抱える子供に対して、疾病予防、医療、リハビリまで一貫したケアを提供。医療部門、保健部門が連携し、愛知県全域の母子保健、福祉、教育など様々な活動を支える役割を担っています。
なお、愛知小児保健医療総合センターの診察対象年齢は、継続的な治療が必要な方をのぞき、原則、中学生まで。また、入院している子供と家族が宿泊できる施設「どんぐりハウス」をはじめ、院内学級、こども図書館、プレイルームなどが充実しています。
| 施設名 | あいち小児保健医療総合センター |
|---|---|
| 所在地 | 〒474-8710 愛知県大府市森岡町七丁目426番地 |
| 電話番号 | 0562-43-0500(代表)/0562-43-0509(予約電話番号) |
| 診療時間 |
【診療受付】 9:00~17:00 ※紹介予約制のため、電話などで要予約 【診療時間】 9:00~12:00、13:00~16:00 【面会時間】 家族の面会はいつでも可能 |
| 休診日 | 土日祝、年末年始 |
| 診療内容 | 総合診療科、救急科、集中治療科、アレルギー科、腎臓科、感染免疫科、内分泌代謝科、神経内科、小児外科、形成外科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科、循環器科、心臓血管外科、耳鼻咽喉科、眼科、歯科口腔外科、予防接種センター、放射線診断科、皮膚科、麻酔科、産科、新生児科など |
| 交通アクセス |
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山梨県立中央病院

山梨県立中央病院は、山梨県甲府市にある県立病院です。「都道府県がん診療連携拠点病院」である山梨県立中央病院は、2019年(平成31年)4月1日に、全国で42番目となる「高度救命救急センター」に指定されました。この高度救命救急センターとは、全国290ヵ所ある救命救急センターの中でも、特に高度な医療技術と設備を整えている医療機関で、厚生労働省により定められる施設のことです。
山梨県立中央病院の救命救急センターは、急性心筋梗塞、脳卒中などの重症患者をはじめ、重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる「三次救急医療施設」として、緊急度の高い治療を提供しています。
なお、山梨県立中央病院は、2010年(平成22年)よりドクターカーの運用を開始しており、山梨県内の重症救急患者を対象に、休日を含めて24時間出動。2012年(平成24年)からは、ドクターヘリの運用を開始し、ドクターカーとともに、救命率の向上に貢献しています。
| 施設名 | 地方独立行政法人山梨県立病院機構 山梨県立中央病院 |
|---|---|
| 所在地 | 〒400-8506 山梨県甲府市富士見1丁目1番1号 |
| 電話番号 | 055-253-7111(代表) |
| 診療時間 |
【診療受付】 8:30~11:00 【診療時間】 9:00~17:00 【面会時間】 原則禁止 |
| 休診日 | 土日祝、年末年始 |
| 診療内容 | 内科(呼吸器、循環器、消化器、血液など)、女性専門科、神経内科、精神科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、小児科、小児外科、皮膚科、泌尿器科、心臓血管外科、耳鼻咽喉科、眼科、口腔外科、婦人科、産科、新生児内科、放射線診断科、高度救命救急センター、緩和ケア科、肺がん・呼吸器病センターなど |
| 交通アクセス |
