病院・医院情報
食道潰瘍/ホームメイト
読み方
しょくどうかいよう
特徴

食道潰瘍とは食道炎が進んで食道粘膜下部の組織が削れ、潰瘍を起こす病変です。この潰瘍の多くは胃酸と消化酵素が胃から食道に逆流することで、食道粘膜を傷付けるなどして胸やけを引き起こす「逆流性(ぎゃくりゅうせい)食道炎(しょくどうえん)」によって引き起こされます。その他にも「感染性食道炎」、「腐食性(ふしょくせい)食道炎(しょくどうえん)」、そして「薬剤性(やくざいせい)食道炎(しょくどうえん)」などによって起きることもあります。食道炎と食道潰瘍の区別は困難なことが多く、内視鏡検査で診断します。また潰瘍ができたり治ったりを繰り返していると瘢痕(はんこん)と言う固い組織に変わってしまい、食道が狭くなり通りが悪くなってしまうこともあります。
症状
食道潰瘍の主な症状は飲んだり食べたりしたときに何となくしみる感じや、物を飲み込むときに違和感があるなどの症状、前胸部から喉にかけて焼けるような胸焼けがあります。胸のつかえ感、胸痛、慢性的な咳などがみられることもあります。逆流性食道炎が原因の場合はこれらの症状が食べ過ぎや、脂っこい物を多くとったときに現れやすいと言われています。
治療法
食道潰瘍の治療は生活習慣の見直しと薬物療法が中心です。まず、飲酒を控え禁煙を目指し食道を刺激しないようにしましょう。また、食べ過ぎを避け、脂っこい食事やオレンジジュースなど酸の強いものを避けることも有効。感染症が原因で食道潰瘍が生じている場合には感染症に対する薬物治療を行ないます。胃食道逆流症がある場合には胃酸の分泌を抑える薬で治療することが多いです。その他、粘膜を保護する薬や酸を中和する薬を使うことも珍しくありません。
