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【総合診療部】
上気道炎など 総合診療部で受けられる診療

総合診療部
診療科目
総合診療部

「総合診療部」は主に外来患者を対象に、「プライマリ・ケア」を行なう診療科です。プライマリ・ケアとは、あらゆる症状について相談ができる全人的で総合的な医療、などと解されます。内科や外科、耳鼻科、小児科、心療内科、皮膚科などすべての医療分野をカバーするものです。高度な医療技術を要するものは専門科へつなぐなど、他の専門科との連携が欠かせない診療科とも言えます。

総合診療部では何の病気か分からない症状について診療をすることが多いようです。具体的には原因不明の発熱、咳嗽(がいそう)、かゆみ、食欲不振、全身倦怠感、体重減少、頭痛、めまい、息切れ、動悸、胸やけ、ふらつき、しびれなどです。この他、咽頭痛、胃痛、胸痛、腹痛、腰痛、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、血便、血尿などがあります。精神面では不安感や不眠など心理的要因がかかわる症状についても相談できます。

代表的な病気(病名)

上気道炎(じょうきどうえん)

特徴
風邪、あるいは風邪気味とされる状態の多くが「上気道炎」です。上気道は呼吸の空気が通る「気道」の上部を指す言葉で、口腔や咽頭、喉頭、鼻腔、副鼻腔のことです。これらの部位にウイルスや細菌が付くと口腔炎や咽頭炎、鼻炎、副鼻腔炎、扁桃腺炎、喉頭炎などが起こり、これらの炎症を総称して「上気道炎」と言います。上気道炎の治療は感染原因が細菌である場合は抗生物質による治療が有効です。感染原因がウイルスである場合はインフルエンザを除いて有効な薬はなく、症状を緩和する処理を行ないます。いずれも安静にすることが望まれます。
症状
上気道炎の原因となっているウイルスや細菌によって症状が異なります。代表的な例をいくつか挙げました。
インフルエンザ
悪寒を伴う高熱が急に現れます。全身に倦怠感があり、筋肉痛、鼻水、咳、のどの痛み、吐き気、下痢などの症状が現れることもあります。潜伏期間は1~3日程度です。
アデノウイルス
アデノウイルスは咽頭結膜熱、プール熱を引き起こすウイルスです。感染するとのどが赤く腫れて痛み、膿をもつこともあります。目が充血し、目ヤニが出たり、38~40℃程度の高熱を出します。潜伏期間は5~7日程度です。
治療法
上気道炎では症状が軽い場合は自宅で安静にしておけば1週間程度で自然に治ります。高熱が続くときや鼻水や咳などの症状がつらい場合は内科、小児科、呼吸器科、耳鼻科などの医療機関を受診しましょう。インフルエンザウイルスなど一部を除くウイルス感染では病気そのものを治すのに有効な薬はありません。解熱剤や鼻水を減らす薬などを用いて症状を和らげる治療が行なわれます。また、細菌感染が疑われる場合は抗菌薬が投与されることもあります。

咳嗽(がいそう)

特徴
「咳嗽」とはしつこい咳のことです。咳は本来、体に不要な異物や細菌が気道に入ってきたときに外へ吐き出して体を守る機能ですが、何らかの原因によって長く続くことがあります。肺の機能に異常がなく咳だけが8週間以上続く症状は「慢性咳嗽」と診断されます。咳嗽の原因は喘息やアトピー、喫煙による炎症、喉のアレルギー、副鼻腔炎、胃食道逆流などが考えられます。風邪や肺炎のあとに咳の症状だけが続くこともあります。特に原因となる病気がなくストレスや自律神経失調などによって引き起こされる心因性の咳嗽もあります。咳嗽の治療はレントゲン検査などの結果からその原因や症状に合わせた適切な処置を行ないます。
症状
咳の症状がある期間が3週間以内なら急性、3~8週間なら遷延性、8週間以上なら慢性です。また、咳は痰を含む「湿性咳嗽」と痰を含まない「空咳」に分類されます。咳嗽の原因によって症状が異なります。具体例をいくつか挙げました。
咳喘息
主に夜になると空咳が出ます。煙や強い香りを吸ったとき、運動をしたときなどにも発生しやすくなります。呼吸困難はありません。
副鼻腔気管支症候群
風邪や肺炎のあとなどに咳が残る症状です。湿性咳嗽が出ます。運動や労働などをすると呼吸が困難になることがあります。
心因性の咳嗽
空咳が出ます。何かに没頭しているときや睡眠中には出にくいのが特徴です。

皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)

特徴
「皮膚掻痒症」は皮膚にかゆみが出る病気です。全身、あるいは頭や肛門などに体の一部にかゆみの症状が現れます。かゆみの他は発疹などの異常は特に現れないのが特徴です。皮膚掻痒症は加齢による肌の乾燥からかゆみが生じる「老人性皮膚掻痒症」や、妊娠によるホルモンバランスの乱れなどから発症する「妊娠掻痒症」などがあります。 主な原因は皮膚の老化や環境の変化による皮膚の乾燥です。かゆみが全身にある場合、腎不全や糖尿病、がん、鉄欠乏性貧血など体内の病気が潜んでいる可能性もあります。体の一部にかゆみがある場合も、前立腺肥大症、尿道狭窄、腟カンジダ症などにかかわりがある可能性があります。 皮膚掻痒症の治療は原因となる病気に対処する他、塗り薬などを使います。
症状
かゆみがあります。全身がムズムズするようなものからチクチクと刺されるようなもの、眠れない程度のものまで様々です。患者の体質や原因となっている病気によってかゆみの症状は異なります。かゆみが続く場合とかゆみが一度止んでまだ始まるといったことを繰り返す場合もあります。布団に入っているとき、お風呂に入って体が温まっているときなどにかゆみが現れることが多いようです。かゆさに耐えきれずに引っ掻くと掻いた部分の皮膚が赤くなったり傷が付いたり、茶褐色に変色することもあります。 引っ掻くことでさらにかゆみが増します。
治療法
皮膚搔痒症の治療にはかゆみを抑えるための外用薬や内服薬が処方されます。皮膚が乾燥してかゆみが生じている場合は保湿剤や抗不安薬、漢方薬などが有効。処方されることが多い漢方薬は、桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)、当帰飲子(とうきいんし)、温清飲(うんせいいん)などです。掻くことで肌が傷付き、湿疹ができている場合はステロイド外用剤が処方される場合もあるなど症状によって処方される薬は様々。腎不全や鉄欠乏性貧血など原因となる病気がある場合は病気への対処も必要になります。

HIV感染症(えいちあいぶいかんせんしょう)

特徴
「HIV感染症」とは免疫力を低下させるウイルス「HIV」に感染してしまう病気です。HIVは「ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)」の略称で「エイズウイルス」とも呼ばれます。HIV感染症の発症そのものはエイズ(後天性免疫不全症候群)の発症とは異なります。エイズを発症するかどうかはHIVに感染後1~10年程で診断がつきます。早期に治療を開始すればエイズ発症を防ぐことも可能になっています。HIV感染症の主な原因は性行為や注射、授乳行為などによりHIVウイルスを含む血液や精液、腟分泌液、母乳などの体液が、傷口や粘膜に付着することです。これらの体液が皮膚の上に少し付いた程度では感染しません。また、汗や涙、唾液、便、尿などが粘膜に付着しても感染のリスクはありません。HIV感染症はまずHIV検査により診断を行ない、薬物療法で治療を行ないます。
症状
HIV感染症に感染後、2~4週間程の時期に発熱、のどの痛み、倦怠感、筋肉痛といった症状が現れることがあります。38~40℃程の高熱が出ることもあります。数週間が経つと症状がなくなります。1年~10年程は無症状の期間が続きますがこの間も細胞の破壊が進んでいて体の免疫力は徐々に低下しています。1~10年ののち、通常通りに食事や休息を取っているにもかかわらず体重が減少するなどの症状が現れます。下痢や就寝時の発汗などの症状も現れます。免疫力が著しく低下しているため、カビや虫などちょっとした原因から病気にかかりやすくなるのも特徴です。
治療法
HIV感染症の治療では抗HIV薬を3種類以上併用する強力な多剤併用療法を行ないます。治療を行なってもウイルスを完全に無くすことはできませんが、薬物療法を続けることでエイズ発症までの期間を長くすることが可能です。ただし、薬の飲み忘れが多かったり服薬を中断したりするとHIVの増殖が抑えられなかったり、薬の効きにくい耐性ウイルスが発生する可能性があります。治療を開始したら生涯治療を継続しなくてはなりません。なお、治療は各地にあるエイズ治療拠点病院にて行なうことができます。

肝炎ウイルス感染症(かんえんういるすかんせんしょう)

特徴
「肝炎ウイルス感染症」とは肝炎ウイルスが感染することで起こる肝炎のことです。肝炎ウイルスにはA・B・C・D・E型があり、特に国内ではB・C型の肝炎ウイルス感染者が多くなっています。肝炎ウイルス感染症の原因は型によって異なります。B型は血液感染をするので、出産、性行為、耳にピアスの穴を開ける行為、入れ墨の針や注射器の共有などで感染した人の血液が体内に入ることで感染します。C型はB型より感染力が弱く、主に輸血、入れ墨の針や注射器の共有などで感染します。肝炎ウイルス感染症は早期に発見して治療を開始することで治すことも可能です。治療を行なわないと慢性化したり、肝硬変や肝がんへと進行したりするリスクが高くなります。
症状
肝炎ウイルスの型によって症状が異なります。
A型肝炎
衛生環境の整った先進国では発症が珍しい病気です。初期のうちは発熱や下痢、倦怠感、食欲不振、黄疸といった症状がみられます。
B型肝炎
感染してもほとんど症状がなく、気が付かない間に治ることもあります。症状が重いと、発熱や倦怠感、食欲不振などが現れます。急激に悪化して肝炎を発症すると、命にかかわることもあります。
C型肝炎
初期のうちはほとんど症状がありません。稀に倦怠感、食欲不振、嘔吐などが現れます。慢性化しやすく、放置すると肝硬変や肝がんに進行しやすくなります。
D型肝炎
単独では発症せず、B型と共存することがほとんどです。B型肝炎の症状を重くします。
E型肝炎
感染してもほとんど症状がなく、気が付かない間に治ることもあります。発熱や不快感、食欲不振、腹痛、黄疸、吐き気などの症状が現れることがあります。
治療法
肝炎ウイルス感染症のうち、A型肝炎は安静を保つことで自然治癒することが多いですが、がんに移行することもあります。急性のB型肝炎は多くの場合安静にしていれば自然に回復します。慢性の場合はウイルスの増殖を抑える薬や肝臓の働きを助ける薬などで治療を行なうことが多いです。C型肝炎ウイルスによる急性肝炎は3~4割が自然治癒すると言われていますが、2~3ヵ月経っても症状が改善しない場合には慢性化の可能性を考慮して治療を始めます。治療の中心はウイルスの増殖を抑える薬です。D型肝炎は同時に感染しているB型肝炎の治療を行なうことでウイルスの増殖を抑えることができます。E型肝炎も安静を保つことで自然治癒することが多いです。