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【消化器外科】
大腸がん・虫垂炎など 消化器外科で受けられる診療

消化器外科
診療科目
消化器外科

「消化器外科」は口から肛門までの消化管である食道・胃・十二指腸・大腸と、これに付属する唾液腺、肝臓、すい臓、胆道などの病気を外科的に治療します。

現在は外科の医師が消火器の手術を担うことも多くありますが、消化器外科として専門の診療科を設ける病院も増えつつあります。「胃腸外科」や「食道胃外科」、「肝胆膵外科」などと、さらに専門分野を特化している場合もあります。

対象となる主な病気は、大腸や小腸、結腸、直腸、肛門のがんをはじめ、良性腫瘍、虫垂炎(盲腸)など。憩室炎、憩室出血、憩室穿孔といった大腸憩室症や、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患、腸閉塞にかかわる病気などです。痔や肛門周囲の膿瘍など肛門疾患を扱うこともあります。

代表的な病気(病名)

大腸がん(だいちょうがん)

特徴
大腸にできる腫瘍のうち、悪性のものが「大腸がん」です。大腸がんは良性の腫瘍であるポリープが悪性に変わったものと、粘膜に最初から悪性のものができるものと2種類があります。良性の腫瘍が悪性になる原因ははっきり解明されていません。大腸がんには直腸がんや結腸がんがあります。また、進行度合いによってステージ0からⅣまでの5段階に分けられています。それぞれの状態に合わせて内視鏡治療や化学療法、外科手術、放射線療法などを行ないます。腫瘍を手術ですべて摘除することができれば治すことが可能です。肝臓や肺などに転移しやすいがんですが、転移がなければ回復の見通しが比較的良い病気です。
症状
大腸のどの部分にがんができたかによっても異なりますが、初期のうちはあまり症状がないようです。進行すると血便や下血、下痢、便秘を繰り返します。お腹に張りがあり、細い便が出るときなども注意が必要です。なかでも血便が最も代表的な症状ですが、痔など他の病気と思い込み、血便があっても自覚ができないことがあるようです。しかし、がんは早期発見が肝要なため、血便がみられたときは早めに医療機関を受診することが望まれます。この他、腹痛や貧血、体重の減少などがあります。合併症として腸閉塞を起こすと嘔吐がみられます。
治療法
大腸がんはがんをすべて取り除けば治すことが可能。初期であれば内視鏡でがんを取り除きますが、内視鏡での治療が難しい場合には手術が必要です。がんが他の臓器に広がっている場合にはその部分の手術も同時に行なうことが多く、抗がん剤による化学療法はがんが大きくならないようにしたり、再発を防いだりするために行なわれます。がんが進行している場合には手術後に化学療法と放射線治療を行なうことがほとんど。手術前に化学療法と放射線治療を行なって治療効果を高めることも珍しくありません。

虫垂炎(ちゅうすいえん)

特徴
「虫垂炎」とは「盲腸」や「盲腸炎」として知られる病気であり、15人にひとりが発症すると言われています。実際には盲腸そのものではなく盲腸の右下にある虫垂(ちゅうすい)という臓器で炎症が起こるのが「虫垂炎」です。虫垂は約5~10cmの突起物で免疫にかかわっているとされますが、現在では成人には必要がない臓器とも言われています。虫垂炎の原因はリンパ組織が必要以上に細胞を作ってしまう「過形成」や、便などの異物が虫垂の入口を塞ぐことと考えられています。虫垂の内部で血行が悪化した状態のところに何らかの細菌が進入することで急性の炎症が起こると考えられています。 治療は開腹手術や腹腔鏡による手術などを中心に、状態によっては手術を行なわずに薬物療法を行ないます。
症状
突然お腹に激痛が走ります。最初はお腹の上あたりに痛みがありますが、少し時間が経つとお腹の右下あたりに痛みを感じるようになり、同時に嘔吐が始まります。その後、熱が徐々に出始め、37.5℃前後の微熱が出ます。腹痛、嘔吐、発熱の3つの症状が併発すると虫垂炎の疑いが強いため、早急な対処が必要です。虫垂炎は適切な治療によって治る病気ですが、放置しておくと悪化します。特に6歳以下の小児では虫垂壁に穴が開く「腹膜炎(ふくまくえん)」への進行が早く、そうなると重症化するため注意が必要です。
治療法
虫垂炎の症状が軽い場合には抗菌剤を投与し絶食して様子をみることが多く、症状が重い場合には手術で虫垂を切除。手術は腹腔鏡で行なわれることもありますが、重症の場合に選択されるのはおなかを開く開腹手術です。抗菌剤の効きが悪かったり、治療をせず放置して虫垂炎が進行すると虫垂の壁に穴があいてしまいます。穴があいた直後であれば手術を行ないますが、状態によっては抗菌剤を投与して症状が落ち着いてから手術をすることも少なくありません。

大腸憩室症(だいちょうけいしつしょう)

特徴
「大腸憩室症」とは大腸の壁に「憩室(けいしつ)」ができる状態のことです。憩室は大腸壁の一部が袋状に膨らんだもので、人によって複数の場合もあれば憩室がひとつもない場合もあります。憩室に炎症がなければ治療はしなくとも問題ありませんが、ここに炎症が起こると様々な症状がみられます。憩室に便が詰まるなどの原因で炎症が起こると「大腸憩室炎」となり、痛みや発熱、出血を伴います。出血がひどいと「憩室出血」、壁に穴があくと「憩室穿孔」と診断されます。大腸憩室症は先天性のものもありますが、後天性であることがほとんどです。主にしつこい便秘により大腸内部の圧迫が上がり、大腸の壁の弱い部分から粘膜が飛び出すことが原因とされています。
症状
虫垂炎と症状が似ていますが、大腸憩室症の炎症では大腸のあるお腹の下のほうが急に痛くなることが多いく、それに伴い下痢がみられます。その後、熱が出始め便の色が赤黒く変わっていきます。軽い憩室炎では痛みも弱く下痢や便秘がある程度であり、開腹手術も必要ありません。しかし治療をせずに炎症が悪化するとお腹の痛みが増し熱が出て、「憩室出血」となって血便が出るようになります。憩室に穴があく「憩室穿孔」まで炎症が進むと腹膜炎になり、緊急手術が必要です。この場合は腹痛や吐き気、嘔吐、発熱、頻脈、脱水などの症状が現れます。
治療法
憩室があっても症状が出ていなければ治療は必要ありません。ただし炎症や出血がある場合や憩室に穴があくような場合には症状に応じた治療を必要とし、特に炎症がある場合は絶食して抗菌剤で治療を行ないます。症状が強い場合や憩室に穴があいている場合には、手術で腸管を切除することが必要です。少量の出血がある場合は入院して安静を保ち、絶食の上で点滴を行ない血が止まるのを待たなければなりません。内視鏡検査時に出血を確認できた場合には出血部位を機械的にはさんで止血することがほとんど。出血量が多かったり止血が十分にできない場合は血管に細い管を入れて止血を行なったり、手術で出血部位を切除することもあります。

クローン病(くろーんびょう)

特徴
「クローン病」とは消化器にいくつかの炎症や潰瘍が点在し、腹痛や下痢、血便などの症状をもたらす慢性の病気です。大腸と小腸の粘膜に炎症や潰瘍が起こる慢性の病気のうち原因が不明のものを総じて「炎症性腸疾患」と呼びますが、クローン病はそのひとつです。クローン病の炎症や潰瘍は口腔から肛門までのどの部分にもみられ、特に小腸の末端部に多く発生します。クローン病の原因ははっきり解明されていませんが、細菌やウイルスによる感染、遺伝、食べ物など異物に対する免疫異常、血管障害などが挙げられます。ヨーロッパやアメリカ合衆国など先進国に患者が多いことから動物性のタンパク質や脂肪をたくさん摂取する欧米型の食生活との関係性が疑われています。
症状
炎症や潰瘍がどこにできるかによって症状が異なります。腹痛と下痢はほとんどの患者にみられるようです。他にも発熱や血尿、血便、疲れ、倦怠感、体重の減少、貧血などの症状が起こることもあります。基本的には良性の病気とされていますが完治は難しく、症状が一度治まっても再発することが多く、薬物や栄養指導などで長期の治療を行ないます。合併症を伴うとさらに様々な症状が現れます。主な合併症は瘻孔(ろうこう)や狭窄(きょうさく)、膿瘍(のうよう)など腸管の疾患ですが、この他に関節や皮膚、眼などの腸管ではない部位の疾患を引き起こすこともあります。合併症の状態によっては手術も行ないます。
治療法
クローン病の治療は症状に応じて薬物治療、栄養や食事をコントロールする治療、手術などが行なわれます。薬物療法ではステロイドや炎症を抑える薬、免疫をコントロールする薬などが使われることが多く、肛門の病変を合併する場合には抗生物質を使用することも少なくありません。また腸を休ませるために食事の量を減らして栄養剤をとる患者さんも多いです。栄養は点滴で静脈内に投与することもありますし、直接飲んだり管を使って胃に入れることもあります。腸の状態が悪かったり合併症がある場合には手術を行ないますが再発することも少なくありません。

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)

特徴
「潰瘍性大腸炎」とは大腸の粘膜にただれや潰瘍ができる病気です。多くの場合大腸の中でも肛門のすぐ上にある直腸にただれや潰瘍ができ、そこから上の方へと広がっていく過程をたどります。直腸から始まり、大きなものではその上にある結腸全体にまで進行します。軽症のものから中等症、重症、激症までがあり、病状が悪い程、症状も深刻になります。急性、慢性の両方の型があり、治まったり悪化したりを繰り返すことがよくあります。症状が治まっても再発する可能性があるため症状のない期間は「寛解期」と呼ばれます。潰瘍性大腸炎の原因ははっきりと解明されていませんが、免疫異常や腸内細菌の異常、遺伝的な要因、食べ物による影響などが考えられます。
症状
下痢、腹痛があり、膿の混じった軟便や血便が出るときもあります。重症の場合は発熱や貧血、疲れ、倦怠感、食欲不振、体重の減少など体全体に症状が現れます。症状は「寛解期」と、自覚症状がある「活動期」を繰り返すことが多いようです。通常は薬物などによる内科治療を行ないますが、出血が多いときや大腸の壁に穴があいてしまったとき、がんの疑いがあるときなどは大腸全摘手術を行ないます。良性の病気でありますが発病後7年以降は大腸がんができやすいため、定期的な検査を受けることが望まれます。また、目や皮膚、肝臓、胆嚢(たんのう)、関節などに合併症が起こることもあります。
治療法
潰瘍性大腸炎の治療は薬物療法が中心となり、治療で使うのはステロイドや炎症を抑える薬や免疫をコントロールする薬などです。また、炎症を引き起こす白血球の一部を血液から取り除く治療が行なわれることもあります。また、激しい腹痛や高熱があり全身の消耗が激しい場合には入院して絶食の上でステロイドの点滴を行なうこともあり、薬で十分な効果が得られない場合や副作用などで薬が使えない場合や腸に穴があいている場合、大量の出血がある場合、がんがある場合などには手術で大腸を切除することも少なくありません。