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【総合内科】
不明熱・ピロリ感染症など 総合内科で受けられる診療

総合内科
診療科目
総合内科

「総合内科」とは対象とする病気や臓器を限定せず、あらゆる病気を内科的に診察する診療科です。2013年(平成25年)4月に厚生労働省「専門医の在り方に関する検討会」の報告書で「総合診療専門医」が加えられたことなどを背景に「総合内科」が国内にも増えつつあります。

自分が行くべき診療科が分からないときや、複数の病気をかかえているときなどに適切な診断を受けることができます。主に総合病院などに設置され、内科外来の初期診療を総合内科が担い、専門医へとスムーズに治療を移行することなどが可能になっています。

総合内科の患者に多い病気は原因不明の熱や発疹、痛みなどの他、感染症、薬物中毒、アレルギー症状など。さらに原因となっている臓器が特定できない病気、貧血、電解質異常、代謝疾患、多重合併症など多岐にわたります。緊急の必要性があるときは救急医療を行なうこともあります。

代表的な病気(病名)

不明熱(ふめいねつ)

特徴
「不明熱」とは原因が不明である発熱の総称です。古典的な定義は、PetersdorfとBeesonが1961年(昭和36年)に提案したもので、(1)発熱が3週間以上続く、(2)その経過で38.3℃を超える熱が3回以上出ている、(3)1週間の入院精査でも診断が確定しないもの、とされています。1991年(平成3年)にDurackとStreetにより再定義され、(3)の入院精査期間が1週間になりました。不明熱についてはその原因や対処法などについて様々な研究が続けられています。発熱の原因として主に考えられるのは、感染症や悪性新生物、非感染性炎症性疾患とされる膠原病や血管炎、肉芽腫性疾患などで、この他、薬剤、アレルギーなどが挙げられます。
症状
発熱が3週間以上にわたって続きます。熱は37.0℃程度の微熱の場合もあれば、38.3℃を超える高熱が出るときもあります。熱の他にも原因となっている疾患によって、様々な症状が現れます。例えば熱の原因が風邪である場合は、鼻水、咳、咽頭痛、寒気などがあります。関節リウマチであれば関節の腫れや痛みなどがあります。熱が38℃を超えない場合は通院で様子を見る場合もありますが、いずれにしても医師と相談しながら適切な治療を続けることが大切です。
治療法
不明熱において発熱の原因が分からない場合には、医学的な経験に基づいて抗生物質やステロイドを投与したり、解熱剤を投与することもあります。抗生物質を使う場合、3日程度で効き目をチェックし、効いていないようであれば薬を増量したり他の系統の薬へ変更することを検討する場合が多いです。ステロイドは炎症を伴う多くの病気に有効ですが、副作用が生じることもあるので、ある程度使ったら効果と副作用について検討することが必要です。また、症状に応じて解熱剤を使うこともあります。なお、最終的に発熱の原因が分からないこともありますが、そういった患者さんの退院後の経過は良好であることが多いです。

混合性結合組織病(こんごうせいけつごうそしきびょう)

特徴
複数の臓器の障害が同時に起こる病気を「膠原病」と言いますが、こうした膠原病のいくつかの病状が同時に現れてしまう病気が「混合性結合組織病」です。具体的には「全身性エリテマトーデス」や「強皮症(全身性硬化症)」、「多発性筋炎」といった膠原病の病状が混在します。また、血液検査をすると「抗U1-RNP抗体」という成分が高い値で検出されるのも混合性結合組織病の特徴です。混合性結合組織病の原因ははっきりと解明されていません。「抗U1-RNP抗体」という成分が細胞内の核に対する自己抗体であることから、自己免疫疾患のひとつとも考えられています。30~40歳代で発症することが多いようです。混合性結合組織病の根本的な治療は確立されておらず、症状に応じた薬物療法が基本になっています。
症状
「全身性エリテマトーデス」や「強皮症」、「多発性筋炎」などに似た症状が起こりますが、各病気を単独で発するよりも症状が穏やかであることが多いようです。具体的な症状としては、体が冷えたり精神的な緊張を感じたりすると手の指が蒼白になる「レイノー現象」が起こります。この症状は混合性結合組織病の初期のうちから現れます。「全身性エリテマトーデス」のような症状としては関節の痛みや発熱、リンパ節の腫れなどがみられます。「強皮症」のような症状としては皮膚が硬くなるなどの症状が現れます。「多発性筋炎」のような症状としては筋力低下や筋肉痛が現れたり、疲れやすくなったりします。
治療法
混合性結合組織病の治療は、基本的に副腎皮質ステロイド薬などの薬物療法です。頻度が多くなるレイノー現象など末梢循環障害の場合、まずは手袋・靴下などでの保温を心がけ、たばこは症状を悪化させるため禁煙しなくてはなりません。症状がひどい場合は血管拡張薬が使用され、まれに重症となった場合はステロイド薬大量投与が行なわれますが、大量療法ができないときは免疫抑制薬が用いられます。重篤な合併症となる肺高血圧症が発症して間もないときも、ステロイド薬などの免疫抑制療法が行なわれますが、5年生存率は95%と高いため予後は良い疾患のひとつです。

ヘリコバクター・ピロリ感染症(へりこばくたーぴろりかんせんしょう)

特徴
「ヘリコバクター・ピロリ感染症」とは「ピロリ菌」などと呼ばれる感染症で、一度感染すると「ヘリコバクター・ピロリ菌」という細菌が胃の中に居続けます。 ヘリコバクター・ピロリ感染症がうつる経路ははっきりと解明されていませんが、菌が付着した食物を食べたり、菌が付着した手で食事をしたりするなどの経口感染であると考えられています。ヘリコバクター・ピロリ菌は胃液の成分の一部からアンモニアを作る性質があり、胃酸に溶かされずに胃に定着します。小児期に発症することが多いようです。 ヘリコバクター・ピロリ感染症は薬物療法を1週間程度続けることで治療が可能とされています。
症状
ヘリコバクター・ピロリ菌は一度胃の中に入ると生涯にわたって感染している状態になります。特に顕著な症状がみられず、気づかずに時間が経つことが多くあります。しかし慢性的な胃炎を発症する原因となります。ときには嘔吐をしたり、お腹の上部のほうに痛みを感じたりすることもあります。悪化すると胃潰瘍や胃十二指腸潰瘍を引き起こすことがあります。この他、動脈硬化や鉄欠乏性貧血、胃がんなどの原因になるとも言われています。こうした病気が起こると食欲不振などの症状が現れることがあり、薬物療法が成功すると胃の中のピロリ菌がいなくなって胃酸の分泌機能が回復することで、胃食道逆流による胸やけを感じたり、食欲増進よって体重が増加したりすることがあります。
治療法
検査で陽性が出てヘリコバクター・ピロリ感染症だと分かったら、胃酸分泌抑制薬と2種類の抗生物質による一次除菌を7日間かけて行ないます。その後4週間以上経過してから再度検査を行ない、除菌ができていなければ二次除菌が必要です。二次除菌は抗生物質の種類を変えて7日間かけて実施しましょう。二次除菌まで行なうとほとんどの場合、除菌が成功します。除菌が成功したあとも医師と相談の上、定期的に内視鏡検査などを受けると良いでしょう。

低カリウム血症(ていかりうむけっしょう)

特徴
「低カリウム血症」とは血液中におけるカリウムの濃度が低くなる病気です。カリウムは通常細胞内や血液中に含まれていますが、血液中のカリウムが細胞のほうへ移動し過ぎたり体内の総カリウム量が少なくなったりすると「低カリウム血症」となります。低カリウム血症の主な原因は、慢性の下痢や緩下剤の服用などによる消化管からの大量喪失です。腎臓の疾患により腎臓、尿道を通してカリウムが過剰に排泄されることも原因のひとつです。また、甲状腺の疾患や拒食症など誤った食生活が長期にわたって続くことでも低カリウム血症が引き起こされます。低カリウム血症の治療は食事療法や薬物療法が基本になります。
症状
血液中のカリウム濃度の低下が少しであれば、血圧が上がる程度で症状はほとんど現れません。カリウム濃度の低下が著しくなると、骨格筋や心筋といった部位の筋力が低下するようになります。全身に倦怠感があり、症状が重いと手足が麻痺する、心筋の麻痺により不整脈や呼吸が困難になるということもあります。神経系にも影響し、自律神経失調を引き起こします。イライラや抑うつ、肌の乾燥などの症状が出ることもあります。また、たくさん水分を欲するようになり、色の薄い尿が頻繁に出るようになります。便秘や吐き気、嘔吐などの消化器官の症状も現れます。ひどくなると腸閉塞などの病気を引き起こします。
治療法
特定の薬剤で低カリウム血症を引き起こしている場合はその薬剤の使用中止で改善できます。薬剤の中止ができない、またはカリウム摂取不足の場合は、食事の改善や経口カリウム製剤の服用でカリウムを補充していくと良いでしょう。嘔吐や下痢などでカリウムが失われている場合は経口ではうまく吸収できないため、点滴カリウム製剤などでの補充が必要です。ホルモン異常などの特定の疾患によってカリウムが不足している場合は、原因となる疾患の治療にあたります。

脂肪肝(しぼうかん)

特徴
「脂肪肝」とは必要量以上の中性脂肪やコレステロールが肝臓内に貯蔵されていることを言います。肝臓はエネルギーとして使うために脂肪を肝細胞の中に溜めておくのですが、脂肪をエネルギーに変える量よりも貯蓄量が多いと肝臓が肥満状態となります。肝細胞のうち30%以上が脂肪になると脂肪肝です。脂肪肝の原因は過食やアルコールの過剰摂取などです。アルコールは肝臓で解毒されますが、アルコールを大量に摂取することで肝臓に負担がかかり、働きが悪くなることなどが考えられます。糖尿病や脂質異常症によるインスリン分泌の低下も脂肪肝の原因とされています。脂肪肝は軽度であれば生活習慣の見直しなどによって改善します。
症状
肝臓は「沈黙の臓器」とも言われ症状はほとんど現れません。しかし脂肪肝は動脈硬化など様々な生活習慣病の発症リスクを高めます。脂肪肝の原因がアルコールの過剰摂取である場合、「アルコール性脂肪性肝炎」に進行する危険があります。あるいは飲酒の習慣がなく、糖尿病や脂質異常症から発症した非アルコール性脂肪肝も肝炎を引き起こす可能性があります。肝炎になると食欲不振や倦怠感、発熱などの症状が現れます。体内で肝臓は腫れており、お腹の右上あたりに痛みが走ることもあります。褐色の尿が出てむくみが現れることもあり、さらに肝炎が進行すると肝硬変、肝がんになる危険があります。
治療法
脂肪肝の治療の基本は原因となる生活習慣を改めること。アルコール性脂肪肝の場合は飲酒をやめるのが一番です。非アルコール性脂肪肝の場合は食事療法や運動療法などを中心とし、高脂血症や糖尿病が原因であればそれらに対し薬物療法を行ないます。肝臓の中性脂肪を減らすには食事の量とバランスを整えることと、適度な運動が欠かせません。ただし急激な体重減少はかえって症状の悪化をまねくことがあるので、1ヵ月に2~3kgの減量を目安として適度に行ないましょう。