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【歯科口腔外科】
口腔癌・顎変形症など 歯科口腔外科で受けられる診療

歯科口腔外科
診療科目
歯科口腔外科

「歯科口腔外科」は、口唇、顎(あご)、顔面とこれらを取り巻く部分に現れる疾患を治療します。

顎顔面の外傷(スポーツや交通事故など)、唾液腺疾患、顎変形症などの外的疾患、及び口臭症、口腔粘膜疾患、神経性疾患などの内科的疾患の治療を行なっています。

歯科口腔外科では、主に一般歯科疾患(虫歯・歯周病など)、顎関節疾患、口腔粘膜疾患、そしてインプラント(人工歯根)や補綴(入れ歯などの人工物)などの疾患を扱っています。

口腔癌(こうくうがん)

特徴
「口腔癌」は口腔にできる癌の総称です。口腔癌はできる場所によって舌癌(ぜつがん)・歯肉癌(しにくがん)・口腔底癌(こうくうていがん)・頬粘膜癌(きょうねんまくがん)・口唇癌(こうしんがん)・硬口蓋癌(こうこうがいがん)に分類されます。
原因
口腔癌が発生する最大の原因はタバコとお酒です。特にタバコとお酒を同時に摂取すると、タバコの発癌性物質をお酒が溶かして口腔内に吸収しやすくしてしまうため、タバコとお酒両方の習慣がある場合は口腔がんの発生率はさらに高くなります。また、欠けて尖った歯や、合わない入れ歯や詰め物などによって口腔内の粘膜に慢性的な刺激がある場合も口腔癌の原因になると指摘されています。
症状
口腔癌は口の中にできるため直接肉眼で観察でき、手指で触診できるのが大きな特徴です。発生する部位や癌の進行度によって症状は様々ですが、初期症状では痛みや出血などはない場合が多いです。粘膜が赤い、白い、しこりや腫れがある、表面がカリフラワー状の形、ただれている、口内炎が2週間たっても治らないなど様々な形が認められます。口腔癌は口内炎など口腔内の他の病気の症状と似ているため、口腔癌を疑わず受診が遅れがちになります。
治療法
口腔癌の治療法は主に手術療法、放射線療法、化学療法の3種類を単独あるいは組み合わせて用いて、がんのステージやがんの発生部位に応じて総合的に判断して決められます。頸部のリンパ節まで転移が認められると頸部郭清術も行なわれます。口腔癌の治療で手術を行なう場合、口腔領域機能低下をできるだけ小さくしてその後のQOLを低下させないことも大切です。そのために口腔部位以外から筋肉や皮膚を移植して手術で失われた部位を再建することも必要です。さらに、臨床研究段階ですがBNCTと呼ばれる、ホウ素化合物に中性子線を当て放出される放射線でがん細胞を選択的に殺すような新しい治療法も応用されつつあります。

顎顔面の骨折(あごがんめんのこっせつ)

特徴
顔面はいろいろな原因で外傷を受けやすい部位で、骨折の場合、上顎骨骨折や下顎骨骨折、頬骨骨折、頬骨弓骨折、鼻骨骨折、眼科骨折などがあります。
原因
顎(あご)や顔面の骨折は交通事故が最も多い原因で、その他に作業事故やスポーツ外傷、転倒、喧嘩などが主な原因となります。一方、まれに顎骨(がっこつ:あごの骨)内に生じた嚢胞(のうほう)や腫瘍(しゅよう)により健常な骨が吸収されて薄くなって生じる病的骨折もあります。
症状
骨折の部位や程度により局所症状は異なりますが、共通の症状としては、骨折部の痛み、腫れが挙げられます。また、出血による皮膚や粘膜の変色や顔面の変形、咬合(こうごう:噛み合わせ)の異常とそれに伴う咀嚼(そしゃく)障害などが挙げられ、歯の破折や脱臼(だっきゅう)を伴うこともあります。
上顎骨骨折では頭蓋底(とうがいてい)骨折を合併することがあり、脳損傷をおこし、脳脊髄液(のうせきずいえき)の漏出をみることもあります。骨折が上顎洞壁に及ぶと鼻出血を、眼窩(がんか)に及ぶと眼球突出や視覚障害をきたすことがあります。
全身症状としては意識の喪失、ショックの他、鼻や口からの出血などで呼吸困難をおこすことがあります。
治療法
事故などで生命の危機が生じると生命維持に必要な全身処置が優先されます。
生命の危険がない場合、顎顔面の骨折の治療は骨が不自然にくっついてしまわないように早めに行なうことが大切になります。顔面の骨折は放置してしまうと勝手に骨癒合し、変形したまま治癒してしまうため、変形がみられる場合などは手術で治療していきます。手術療法は切開をしないで骨をもとの位置に(もとの位置に近い位置に)戻す方法と、骨折した部位を露出して整復後、金属プレート固定を行なう方法の2つ。なお、骨折部位が多くなってくると治療は長期化しやすく感染のリスクや難易度は高まりますが、中でも顎骨骨折があるときは顎間固定をするため、数日~数週間は口を開けることができません。

顎変形症(がくへんけいしょう)

特徴
顎の発育異常で上あご(上顎骨)または下あご(下顎骨)あるいはその両方の大きさや形、位置などの異常から、顔面形態の異常や機能障害を伴うものを「顎変形症(がくへんけいしょう)」といいます。顔の変形(ゆがみ、ねじれ)と噛み合わせの異常を起こしている状態で、いわゆる「受け口」や「出っ歯」などが代表的です。
顎変形症には生まれつきの遺伝的な「先天性のもの」と、生後の習癖や事故などによる「後天性のもの」とがあります。「上顎後退症(じょうがくこうたいしょう)」「下顎後退症(かがくこうたいしょう)」「上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう)」「下顎前突症(かがくぜんとつしょう)」の他、咬合時に上下の前歯にすき間があり前歯がかみ合わない「開咬症(かいこうしょう)」や、片側の顎関節の異常や習癖などにより顔も非対称となる異常があります。
原因
顎変形症には、生まれつきの「先天性」と、生後に生じた「後天性」とがあり、「上顎後退症(じょうがくこうたいしょう)」「下顎後退症(かがくこうたいしょう)」「上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう)」「下顎前突症(かがくぜんとつしょう)」の他、咬合時に上下の前歯にすき間があり前歯がかみ合わない「開咬症(かいこうしょう)」や、下顎骨が左右非対称で、このため顔も非対称となる「下顎非対称(かがくひたいしょう)」などの異常があります。
いずれの場合も、歯並びを矯正しただけでは十分な結果は得られず、外科的に矯正する顎矯正手術(がくきょうせいしゅじゅつ)が必要となります。
症状
顎変形症は幼少期よりも、成長期にあごが急激に発達する時期から症状が出はじめる病気です。この時期に頬杖をつく、指しゃぶりをするなど外的な力を加えることでより症状が悪化します。見た目の問題の他、あごのバランスが悪いためにかみ合わせがうまくいかず食べ物がかめなかったり、発音がしづらかったりします。かみ合わせるバランスが悪いために、かみ合う歯に部分的に力が集中して歯根破折の原因になることもあります。あごが前突している場合はくちびるを自然に閉じることが難しく、口呼吸の原因になり、虫歯になりやすくなるなど様々な弊害が見られます。
治療法
顎変形症の重症度により治療法が異なりますが、軽度の場合はMFT(口腔筋機能療法)や歯科矯正治療を行ないます。MFTは後天的な筋肉の不調和を舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングを通して整えていく方法で、歯科矯正治療はマウスピースやワイヤーなどを用いて歯を動かす方法です。
重度の顎変形症の場合は顎の骨を切断し、整復する手術が必要になります。手術はあごの成長が完全に止まった時期以降に行なうのが一般的です。手術は全身麻酔で行ない、あごの一部を切り取って正しい位置に戻し固定し、術後1、2週間の入院が必要となります。手術後は口唇、頬、歯肉の痺れが残り、また口が開きづらく硬いものも食べられませんが、徐々に回復していくのが一般的です。手術の前後には矯正歯科治療が行なわれ、かみ合うようにバランスを整えていきます。
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