施設リサーチ/ホームメイト・リサーチ

ご希望の病院・クリニック・医院情報を無料で検索できます。

ドクターマップ
病院・クリニック・医院
トップページへ戻る
トップページへ戻る

病院・医院情報

気胸・肺気腫など 呼吸器外科で受けられる診療


呼吸器外科
診療科目
呼吸器外科

「呼吸器外科」は、肺・気管支・縦隔など呼吸器の疾患に対して外科的な治療を行ないます。

主に、肺がんの治療が多く、内科的な治療を行なう「呼吸器科」と放射線治療を行なう「放射線科」と連携し早期発見・早期治療を行なっています。

呼吸器外科の治療対象となるのは、悪性肺腫瘍(原発性肺がん、転移性肺がんなど)、良性肺腫瘍(肺過誤腫、硬化性血管腫など)、縦隔腫瘍(胸腺腫、胚細胞性腫瘍、神経原性腫瘍など)、重症筋無力症、嚢胞性肺疾患(自然気胸、肺気腫など)などです。

気胸(ききょう)

特徴
気胸とは、肺を包む胸膜腔の中に空気が溜まる病気のこと。最も多いのは自然気胸で、肺に穴があき、肺の空気が胸膜腔に入ることで引き起こされます。何らかの病気や外傷などで肺に穴があいた場合も同じです。多くの場合、肺からの空気がある程度漏れると、空気の漏れは止まりますが、空気が漏れ続けて胸膜腔にどんどん増えることを緊張性気胸といい、緊張性気胸は心臓や肺が圧迫された重篤な状態となりかねません。気胸の原因は激しい運動とは限らず、就寝中に発病することもあります。
症状
気胸になると、息を吸っても肺がうまく広がらないため、呼吸がしづらくなります。そのため、突然、呼吸困難が生じ、胸を刺すような痛みが走るのが特徴です。どちらかの胸に偏って痛みを感じたり、肩の周りに痛みを感じる場合も少なくありません。緊張性気胸の場合は、強い呼吸困難の他、皮膚や粘膜が青紫色になるチアノーゼを起こす場合や、血圧の低下、ショック状態に陥る場合もあり、危険な状態です。すぐに適切な処置を受ける必要があります。肺の一部がブラというのう胞を形成し破れやすくなったところが破裂して空気が漏れるのが原因です。また、女性でも生理のときになることもあります。
治療法
気胸の治療は、肺の穴が小さく軽度である場合、安静にすることで改善が可能です。空気の量が多い場合は、胸に小さな穴を開け、胸膜腔にチューブを差し込んで空気を抜きます。場合によっては通院での治療が可能なこともあり、入院が必須ではありません。他に、手術で穴を塞ぐ方法など治療法は様々。自然気胸は10~30代のやせ型の男性によく見られる病気です。再発することがあるため、これまでで自然気胸になったことがある人は注意しましょう。

肺気腫(はいきしゅ)

特徴
肺気腫とは、肺胞の仕切りの壁が壊されて肺胞同士が結合してしまい、肺胞の働きである酸素の取り込みが十分に行なえなくなる病気です。慢性気管支炎を併発することが多いため、肺気腫と慢性気管支炎を合わせた病名として慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼びます。肺気腫の患者の大半が喫煙者であるため、肺気腫と喫煙との関係は否定できません。肺気腫は徐々に進行して、最終的には酸素ボンベからの酸素吸入が必要になり、QOLの低下が顕著です。
症状
肺気腫の症状は、慢性的な咳や痰、息切れ、呼吸困難などで、悪化するにつれて、肺が膨張してくるため、息苦しさが増し、心臓も圧迫されてむくみや息切れなどの症状が加算されます。肺気腫になると、息を吐いたときに肺に空気が残るため、1秒間に吐き出す息の量をもとにCOPDの重症度をI期からIV期までに分けて判断する基準が作成済みです。肺気腫に感染症を伴って急性症状が出たときや心臓への影響が増悪して症状が急変したときなどには、緊急に対応しなければなりません。
治療法
一度壊れた肺胞は再生しないため、肺気腫の治療は現在の状態をなるべく長く維持して悪化の速度を遅くすることに重点が置かれます。禁煙は言わずもがなですが、呼吸状態の悪化に対する対症療法として、気管支を広げる作用のある抗コリン剤、β遮断剤、あるいは両方の薬剤の混合薬、ステロイド配合薬、及び去痰剤が有効です。強い呼吸困難には、抗生物質や利尿剤の投与も行なわれますが、最終的には、在宅酸素法として、在宅で酸素ボンベから酸素を補給する治療を覚悟しなければなりません。