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産婦人科情報

帝王切開



自然分娩や麻酔分娩のように、赤ちゃんが産道を通って産まれてくる「経膣分娩(けいちつぶんべん)」が難しいと判断された場合には、お腹と子宮を切開して赤ちゃんを取り出す「帝王切開」を行ないます。全身麻酔を使用するケースが多いですが、局所麻酔で切開することもあります。

帝王切開が行なわれるのはこんなとき

帝王切開が行なわれるのはこんなとき

自然分娩が当たり前だった時代から、現代の出産は大きく変化しています。赤ちゃんの安全や母体の保護を考え、自然分娩を行なうことに対する何らかのリスクが見つかった場合には、帝王切開を視野に入れて出産計画を練っていきます。

  • 赤ちゃんが逆子のまま出産予定日が迫ってきた場合
  • 前置胎盤(胎盤が子宮口の付近につくられ、子宮口を覆ってしまっている状態)の場合
  • 重度の妊娠高血圧症(妊娠中毒症)により、経膣分娩が困難な場合
  • 赤ちゃんが大きすぎる、または胎盤機能の低下により小さすぎる場合

上記のようなケースではあらかじめ計画を立てて手術を行ないますが、妊娠中に分かるようなリスクがなくても分娩が始まってから陣痛が止まったり、赤ちゃんの状態に異常が見られたりしたときには緊急帝王切開が行なわれます。

予定帝王切開

予定帝王切開

帝王切開による出産が決まると、手術の日程を決めます。予定日が迫ってからでは陣痛が起こってしまい、緊急帝王切開になってしまう可能性があり、また早すぎると赤ちゃんの側に産まれる準備ができておらず、呼吸障害が起こる可能性があるため、予定日のおよそ2週間前に入院し、手術を行なうのが一般的です。

緊急帝王切開

緊急帝王切開

通常通りに陣痛が発来し、分娩を行なっている途中で陣痛が弱くなったり、赤ちゃんの様子が変わったりといった予期せぬトラブルに見舞われることもあります。そのまま自然分娩を継続すると母子の健康に影響があると医師が判断した場合、緊急帝王切開手術が行なわれます。

手術後の経過

手術後の経過

帝王切開手術では背中から麻酔液を注入して全身に麻酔をかけるのが主流ですが、脊椎麻酔であれば完全に意識を失う訳ではなく、赤ちゃんの産声を聞くこともできます。切開するのは10~20センチメートル程で、手術はおよそ1時間で終わります。お腹を切っているので術後の痛みがあり、食事に制限がかかることも多くあります。また、手術後に起こりうる「肺塞栓症」を防ぐため、術後はできるだけ早い段階から自力での歩行を行ないます。

帝王切開の増加

帝王切開の増加

自然分娩が当たり前であった時代には、帝王切開は最後の手段として考えられていました。しかし、現在では帝王切開での出産件数は増加しています。高齢出産によるリスクの軽減のためや不妊治療後の妊娠による多胎妊娠などの理由により、帝王切開をすすめられることが多くなっています。

2009年の時点で、日本の帝王切開による出産率は全体の20%近くに迫り、今後も増加すると見込まれています。全体の40%以上が帝王切開での出産という国もあり、「やむを得ない帝王切開」から「出産日を選びたい」「陣痛の痛みをなくしたい」といった希望を叶えるための手段として帝王切開が選ばれる傾向が顕著にあらわれています。