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母児感染症/性器ヘルペス



性器ヘルペスとは、ヘルペスウイルスの一種です。口元にできるヘルペスと同じように、水ぶくれができる感染症です。ここでは性器ヘルペスについて説明します。

性器ヘルペスとは

性器ヘルペスとは

性器ヘルペスの原因となる「単純ヘルペスウイルス」には、1型と2型があり、1型は口唇ヘルペスで2型は性器ヘルペスに分類されます。本来ならば、口唇と性器で感染するウイルスとは異なりますが、オーラルセックスにより口唇に性器ヘルペスが感染してしまう場合があります。

単純ヘルペスウイルス2型に感染すると、ウイルスは感染局所で増殖し、神経を伝わって、神経の末梢でさらに増殖をしていきます。潜伏期間を経て発症しますが、その期間は2~20日と長く、気づかぬ間に性行為をして、感染を広げてしまうケースが多くあります。

また性器ヘルペスの場合は感染した人すべてが初感染で症状がみられるとは限りません。一定の潜伏期間を経てから、ストレスや月経などの何らかのきっかけによってのちに発症することがあります。

性器ヘルペスの症状は女性のほうが顕著です。陰部に水疱ができ、その後ただれたような状態になり、強い痛みに襲われます。発熱を伴うこともあり、膀胱や肛門にまで感染が広がると、痛みにより排尿や排便が困難になり、機能障害をきたすことがあります。

男性の初期症状としては、亀頭や陰茎に水疱の症状が現れ、その後女性と同様に発熱などの症状に見舞われます。

一度性器ヘルペスに感染すると、症状が現れた部位を治すことはできますが、神経節に潜伏するウイルスを排除して完治させることは現在の医療ではできません。このことから、何度も再発してしまうのが性器ヘルペスの特徴ですが、その症状は再発を繰り返すごとに軽くなっていきます。

妊娠している女性が性器ヘルペスに感染した場合

妊娠している女性が性器ヘルペスに感染した場合

胎内感染は極めてまれですが、母体が初めて性器ヘルペス感染をした状態で出産をしてしまうと、約50%の確率で産道感染を引き起こします。そのため、産道感染を防ぐために、母体の発症頻度や時期によっては医師に帝王切開を推奨されることがあります。新生児が性器ヘルペスに感染すると、新生児ヘルペスという病気になってしまう場合がありますので、過去に性器ヘルペスに感染したことがある女性は必ず医師に申し出るようにしましょう。

性器ヘルペスの対策

性器ヘルペスの対策

前述の通り、現在の医学では症状が現れた部位を治すことはできますが、性器ヘルペスのウイルスを根源から排除して治すことはできません。再発するタイミングは人それぞれですが、できるだけストレスを溜め込まないように生活することが大切です。

性器ヘルペスの治療について

初めて性器ヘルペスに感染した場合、その症状はとても重く、抗生物質や塗り薬で対処できない場合には、入院を余儀なくされることもあります。治療によってウイルスを排除することはできませんが、再発抑制療法を行なえば、再発を少なくさせることができ、他者への感染率を下げることもできます。