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美容整形をテーマにした小説



美容整形が社会的に知られるようになると、美容整形をテーマに女性の美に対する思いや執着心などを描いた作品も見られるようになりました。ここでは美容整形をテーマにした小説を紹介します。

美容整形をテーマにした小説の紹介

美容整形をテーマにした小説の紹介

美容整形をテーマにした小説は、そのメリットや素晴らしさだけを伝えるだけではなく、美に執着することの弊害や、美容整形に対する周囲の人間の反応などが細かく描写されていることもあります。

『整形美女』(姫野カオルコ著・新潮社/2002年)

『整形美女』(姫野カオルコ著・新潮社/2002年)

姫野カオルコ氏が発表した小説です。主人公である20歳の繭村甲斐子は、絶世の美女でありながら、「男に好かれ、モテるための美人になる」ことを目的に、いわゆる「ブス」への変身を名医に依頼し、全身整形に挑みます。もう一人の主人公である望月阿倍子は、「美人になりたい」という自らの願望を叶えるために、同級生だった甲斐子の写真を手に美容整形に挑み、見事理想通りの容姿を手に入れます。対照的な2人の整形後の運命を軸に、「美人とは何か」「幸せとは何か」というテーマをユーモアと皮肉を込めて描かれています。

旧約聖書の「カイン」と「アベル」から命名されたという2人の名前や、「ロブスターの悲劇」「カトリーヌの百合」といった章立てにもユニークさがうかがえる作品です。

『モンスター』(百田尚樹著・幻冬舎/2012年)

『モンスター』(百田尚樹著・幻冬舎/2012年)

「探偵!ナイトスクープ」などの番組の放送作家を経て、小説『永遠の0(ゼロ)』で高い評価を得た百田尚樹氏が発表した小説です。「ブス」という言葉では言い尽くせない程醜い容姿を持つ主人公の和子は、周囲から常に化け物扱いを受け、挙げ句の果てには実の母にも愛されず罵られるという悲惨な幼少時代を過ごします。短大進学とともに上京し、和子は整形を繰り返します。その美容整形は、一重まぶたを二重まぶたにする手術から始まり、鼻や口、顔のえら削りなど、あらゆる箇所に及びました。

そして、ついには自分が描く理想の美貌を手に入れ、いつしか和子は「絶世の美女」と称されるようになり、名前も「未帆」と改名します。和子の初恋の男性への思いを軸に、醜さと絶世の美の両極を知る和子(未帆)の心情の変化、彼女を取り巻く周囲の人間模様が表現されています。

男性作家が女性の美や美容整形について描いた小説は珍しいと販売当初から注目を集めました。2013(平成25)年には同作を原作にした同名の映画も公開されています。主演は高岡早紀で、整形前の和子を演じる際の特殊メイクも話題になりました。