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美容外科情報

2つの美容外科学会の違いと問題点



日本には「日本美容外科学会(JSAS)」と「日本美容外科学会(JSAPS)」という、日本語名が同じで英語名が異なる2つの美容外科学会が存在しています。ここでは2つの学会の違いと問題点について紹介します。

2つの日本美容外科学会

日本美容外科学会(JSAS)と日本美容外科学会(JSAPS)はその成立の経緯や会員資格の取得条件などに違いがあります。

日本美容外科学会(JSAS)

1966(昭和41)年に設立された日本美容外科学会(JSAS/JAPAN SOCIETY OF AESTHETIC SURGERY)は、美容外科医として開業している医師のための学会です。現在1,000人以上の医師が所属し、一般社団法人として法人格を有した学会として活動をしています。日本美容外科学会(JSAS)の正会員になるためには日本の医師免許を保有し、同学会会員の2名以上から推薦されることが必要です。また、美容外科医としての知識や医療技術を有した美容外科医を養成するために「日本美容外科学会専門医制度」を設けています。

日本美容外科学会(JSAPS)

1977(昭和52)年1月に発足した日本美容外科学会(JSAPS/JAPAN SOCIETY OF AESTHETIC PLASTIC SURGERY)は、日本整容形成外科研究会を母体にした組織です。日本で唯一、国際美容外科学会(ISAPS)に認められた美容外科学会です。日本美容外科学会(JSAPS)の正会員となるためには、日本の医師免許と日本形成外科学会の専門医の資格を持つことが必要です。また、「美容外科及び形成外科の臨床経験が6年以上あること」を条件としています。厚生労働省から設立許可を受けた「社団法人美容医療協会」の支援も行なっています。

統合の動き

成り立ちや考え方の違いがありますが、日本美容外科学会(JSAS)は言わゆる「美容外科クリニックの開業医」からなる組織であり、「美容整形」に特化した美容外科技術を提供することを目的に組織していることから、美容整形の技術や知識をより深めている傾向にあります。日本美容外科学会(JSAPS)は言わゆる「形成外科医専門医」からなり、美容目的以外の形成外科にも知見が深い傾向にあります。

しかし、同じ名前であるために学会内外で混乱を招いているだけでなく、同じ美容サービスを提供しているエステティックサロンなどとの連携の障壁になっている問題も生じています。また、両方の学会に所属している美容外科医も存在し、個人的に両学会の会員医師同士の交流もあることから、近年は両学会を統合させようという動きも見られるようになっています。