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これからの歯科医がすべき仕事



これからの時代の歯科を考えるにあたっては、予防歯科、高齢者歯科、インプラント歯科、審美歯科の需要の増大が予測されています。歯科疾患の予防や高齢者の口腔ケアが求められ、逆に小児歯科や保存歯科への需要は減少すると見られています。予防・管理のための歯科受診をはじめ、日本における歯科への意識を変革させること。それが歯科の大きな課題です。さらに従来の治療のみならず、口腔ケアの価値を最大限に生かして歯科の役割を広げることも、歯科医が今後、果たす役割として求められています。

歯科医院受診の現況

歯科医院受診の現況

8020運動の推進も効果を上げ、高齢者の歯の数が増えています。2008年(平成20年)の調査によると1日あたりの推定患者の数が医科では高齢者と乳幼児が多くなっていますが、歯科では子どもの受診は緩やかな減少を示し、壮年が大きく伸びています。

また、2004年(平成16年)と2009年(平成21年)の歯石除去、歯面清掃の受診状況調査においても、60歳代が最も高く、40歳代の受診は低いことが示されました。少なくともすべての世代において年に1回の受診を促すことが、高齢社会に向けて最も早急に実現すべきことと考えられています。

歯科医師に求められる意識の変革

歯科医師に求められる意識の変革

世界に誇る長寿国として知られる日本ですが、その一方で国民の健康に対する不安は大きく、健康・体力づくり事業財団の意識調査によると健康に不安を感じている人は約8割にもなるそうです。そのうちの2割の人は歯の健康に不安を感じています。

一方、国民の健康づくりに関わる重要な要素として近年、着目されている歯の健康は、メタボリックシンドロームの対策や介護予防などと並び、健康国家への挑戦を目指して国民が取り組むべき分野に挙げられています。いずれの側面からも、歯は人の健康に大きく関わっていることが明らかにされているのです。

今後、歯科医はこのことを意識し、自身の患者のみならず国民全体に目を向けることが望まれています。歯科医療に従事する人間として、どう関わっていくべきか、歯科医療の質の向上にとどまることなく活躍できる歯科医師が求められているのです。

今後、歯科医師に望まれていること

今後、歯科医師に望まれていること

国民のニーズの多様化、高齢化に伴う疾病構造の変化などを受けて、今後、求められる歯科医療も刻々と変わっていきます。歯科医師には改めて医療人としての基本的な姿勢や技能を身につけ、十分な知識を持って歯科医療を推進することが望まれています。

良好な口腔状態の維持が体全体の健康支援につながることを常に念頭に置き、歯の磨き方指導や学校歯科保健、歯科の定期受診などはもちろん、今まで以上に予防歯科を奨励が必要です。

食育や噛むことの効用などを広める啓蒙活動も大切です。また、子どもへの虐待の予防においても、早期発見・防止に歯科医師の果たす役割は大きいと考えられています。

一方、高齢者施設での歯科医師による口腔ケアの実施も相当な需要が見込まれます。定期的な医師の訪問が高齢者の歯を守る礎となり、介護職員の負担の軽減や医療支出削減も期待できるはずです。

災害時における歯科医の役割

災害時における歯科医の役割

阪神淡路大震災や東日本大震災を経て、災害現場においての歯科医師の役割にも大きな期待が寄せられています。歯科的所見からの身元確認の協力、一般的な歯科診療、口腔ケアに加えて、肺炎などの関連疾患の予防につながる口腔保健です。増え続ける関連死を歯科医師の関与によって少なくすることも使命として考えられています。