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急増する歯科医療トラブル



幼児期の虫歯の減少傾向が進み、積極的な8020運動の展開やセルフケアの定着など、健康な歯に対する日本人の意識が前向きになり明るい話題も多い一方で、歯科医療をめぐるトラブルが急増しています。

歯科治療のトラブルの現状

歯科治療のトラブルの現状

国民生活センターによると、歯の治療に対する消費者からの不満や相談は増加の傾向にあるようです。歯科治療に関する相談件数を見てみると、2012年(平成24年)度には3,000件を超えて、2004年(平成16年)度と比較すると約2.6倍に達しました。

消費者の相談の中で最も多く聞かれるのは施術の不良です。続いて治療費に対する不満や歯科医師の説明内容に関する疑問が多く寄せられています。

治療トラブルが起こる原因

治療トラブルが起こる原因

医療に100%の保証はなく、歯科治療の現場でも多様なトラブルが起きています。その原因は、歯科医師の事前の説明不足や技術不足、治療後のケア不足など様々です。トラブルを最小限に抑えるためには治療に入る前に正しい知識を身につけ、歯科医師との十分なコミュニケーションを図ったうえでの治療に望むことが大切です。

よくある治療トラブル

治療したあとの歯がしみたり痛む

治療したあとの歯がしみたり痛む

詰め物やかぶせ物を入れて治療した場合、直後の痛みやしみる感じなどの違和感については、それほど心配しなくても良いといわれています。ただし1ヵ月以上経っても不都合を感じる場合は歯科医に相談するべきでしょう。そのまま放置してしまうと、ものを噛んだときの痛みや冷たいものなどの刺激でしみる感覚が残ってしまう恐れがあります。

治療で入れた人工歯が欠けた

治療で入れた人工歯が欠けた

力を入れたときに歯にかかる力は、体重のおよそ2倍といわれています。噛み合わせのバランスが悪いと特定の歯に力が偏ってしまい、歯が欠けたり割れたりするので、治療後も定期的に噛み合わせのチェックをしましょう。

入れ歯が合わない

入れ歯が合わない

入れ歯が合わない場合、噛むことで歯ぐきを傷つけ、痛みも感じます。しっかり噛めない場合や、緩くなりすぐに外れてしまう場合も、うまく調整ができていない可能性が考えられます。定期的な通院で上下の噛み合わせを常に正しく整えることが大切です。

審美歯科治療におけるトラブル

審美歯科治療におけるトラブル

噛み合わせ不良が原因で差し歯挿入後の歯ぐきが下がり、歯根が出てきてしまうというトラブルが多発しています。徹底的に調整し、納得のいく治療を求めましょう。

急増が目立つインプラント治療におけるトラブル

急増が目立つインプラント治療におけるトラブル

技術力の乏しい歯科医師による治療が問題になっています。厚生労働省の研究班の調査によると、治療前に神経の位置を確認するCT検査を行なっている歯科医師は6割に満たず、また、治療にあたり持病を把握するための血液検査などを行なっている歯科医師はわずか2割であることが分かりました。

研究班が歯科医師1,000人に調査を行なったところ289人から回答があり、神経を傷つけた、インプラントの周囲に炎症が起きたなど、なんらかのトラブルの経験を明かした医師は60%以上にのぼります。

インプラント治療は歯が欠損した場合、生活の質(QOL)を向上させる有効な治療法とされながら、死亡事故や身体全体に及ぶ被害も含め、トラブルが相次いでいます。長期間にわたる不快な症状によって精神的な負担を招いたり、不十分な説明のまま始まった治療への不安も数多く寄せられています。

経験の豊富な医師に相談し、十分に話し合った上での治療が不可欠です。

治療トラブルを避けるための対策

治療トラブルを避けるための対策

歯科にかかる際、歯の状態や治療内容はもちろん、不安がある場合はどんなことも聞きましょう。治療が始まると口を開けにくい場合もあるので、要望があれば早めに伝えられると安心です。また、自らも情報収集を行なったうえで治療前にリスクなどの説明を求めましょう。

治療後の継続的な定期検診も重要です。問題が起きた場合はセカンドオピニオンを求めたり、有料になる場合もありますが弁護士会などによる法律相談を受けたりと、取るベき対策はあります。