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歯ぎしりについて



上下の歯を無意識のうちに擦り合わせることを歯ぎしり=ブラキシズムと呼びます。就寝中の歯ぎしりは多くの人に見られる現象で、健康な人でも体調が優れなかったり疲れたりすると歯ぎしりすることがありますが、普通はひと晩に1回程で、10分から15分ほどで収まります。

問題なのは毎晩のように長い時間にわたって歯ぎしりが続くことです。起きた時、顎にだるさや痛みを感じるのは歯ぎしりのせいかもしれません。寝ても疲れが取れない、そんな悩みも歯ぎしりが原因と考えられる場合があります。歯ぎしりの予防と改善のための対策についても知っておくと良いでしょう。

3つに分けられる歯ぎしりの症状

3つに分けられる歯ぎしりの症状

歯ぎしりと聞くと「キリキリ」「ギシギシ」というような音が思い浮かびますが、大きく3つのタイプに分けられ、症状はそれぞれ異なります。

ひとつ目は強い力で上下の歯をすりあわせるグラインディングで、一般的にイメージされる、いわゆる歯ぎしりです。

2つ目の症状のクレンチングも上下の歯を強く合わせるのはグラインディングと同様ですが、歯をくいしばるのが特徴で音をほとんど立てません。そのため周りの人に指摘されることが少なく、本人も気づかないことが多いようです。

3つ目は小刻みに連続して歯を鳴らすタッピングで、「カチカチ」「カチンカチン」と上下の歯を、音を立ててぶつけ合います。グラインディングやクレンチングと比較すると起こりにくいといわれています。なお、これら3つの症状が同時に発生する場合もあります。

自覚が難しい歯ぎしりのセルフチェック方法

自覚が難しい歯ぎしりのセルフチェック方法

自分では気がつきにくい歯ぎしりですが、繰り返していると体は様々な異変を起こしサインを送ってきます。次のようなことに思い当たる場合は歯ぎしりの可能性があるので注意してみましょう。

  • 歯ぎしりをしていると周囲の人に指摘されたことがある。
  • 起床時、あごに違和感を覚えることがある。
  • 食事中、口を開けにくく感じることがある。
  • 昼間でも無意識のうちに歯を噛みしめていることがある。
  • 歯にヒビが入ったり、欠けたりすることがある。
  • 歯が上下噛み合うところが、すり減っている。
  • 口を閉じたとき、上下の歯がくっついていない。
  • 頬の内側や舌に、歯で噛みしめたあとがある。
  • 何か物ごとに夢中になっているとき、無意識に歯を噛みしめることがある。

歯ぎしりを引き起こす原因

歯ぎしりを引き起こす原因

たかが歯ぎしりくらい…と軽視されがちで、「くせだから」、「大した問題ではない」と放っておく人もいますが、歯ぎしりは口の中の問題だけではなく様々な病気のもとにもなりかねません。とはいえ、歯ぎしりを引き起こすメカニズムは解明されていないことが多く、その対策や予防はなかなか難しいといわれています。

現在のところ原因として挙げられているのは歯の噛み合わせの悪さとストレス過多によるものです。気になる症状がある場合は歯科医に相談するのが良いでしょう。

歯ぎしりが及ぼす影響

歯ぎしりが及ぼす影響

顎関節症の原因のひとつに歯ぎしりが関連しているといわれています。なかでも影響が大きいと指摘されているのがクレンチングです。

就寝中の強力な噛みしめのみならず、日中の弱い噛みしめも長時間にわたると顎に大きな負担がかかるのです。

また、睡眠時無呼吸症候群にも歯ぎしりは関わっていると考えられています。いびきと睡眠時無呼吸症候群との関係はよく知られていますが、歯ぎしりのあと無呼吸の状態になるケースも多く報告されています。歯ぎしりが気になる場合は睡眠時無呼吸症候群の検査も受けると安心です。

歯ぎしり予防と改善のための対策

歯ぎしり予防と改善のための対策

完全な予防法や改善策が解明されていない歯ぎしりですが、症状を軽減するための対症療法がいくつか提案されています。まずは頬や顎をマッサージし筋肉をリラックスさせてみましょう。枕は低くして首の付け根まで乗せ、上を向いて寝るようにします。

起きているときに噛みしめに気づいたら深呼吸をし、歯と歯の接触が少なくなるよう笑顔を心がけましょう。就寝前にはゆっくりと腹式呼吸することで体全体をほぐし、リラックスして休みます。

噛み合わせに原因がある場合は早めに歯の治療や矯正をしなければなりません。スプリント療法といい、睡眠時にマウスピースのような器具を装着して上下の歯が直接当たらないようにする方法もあります。いずれにせよ、症状に悩んだときは歯科医院や、口腔外科で相談しましょう。