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顎関節症とは



口を開け閉めする際に、「カクッ」「パキン」などといった音がしたり、口が開けづらかったり、食事中に顎が痛いなどの症状がある場合、顎関節症の可能性があります。若い女性に多い病気ですが、最近は男性や小中学生にも症状を訴える人が増えているといいます。病気の原因や症状、治療法について見ていきましょう。

顎関節症とはどのような病気か

顎関節症とはどのような病気か

顎関節症とは、顎の関節である「顎関節」に関する病気です。食べ物を噛むときや口を開閉するときに、顎を動かす筋肉に痛みや違和感を覚える機能障害、そして、顎関節の痛みや雑音を伴う可動制限を総称して顎関節症と呼ばれます。多くは両者が合わさった病状を引き起こします。

日常生活に支障をきたすことが多く、悪化すると症状が全身に及び、体全体の不調につながってしまうこともある、やっかいな病気です。

顎関節症の原因

顎関節症の原因

顎関節症は多因子的疾患で、多くの場合、いくつかの原因が重なり合って発症します。直接的には、歯ぎしりや食いしばりによる影響が大きいとされますが、精神的ストレスや疲労を溜める生活習慣、噛み合わせの異常なども原因に挙げられます。

食いしばりや歯ぎしりは、クセばかりではなく、ストレスが重なったときにも起こります。色々な原因が積み重なって許容限度を超えたときに顎関節症を発症するといわれています。

許容限度には個人差がありますが、若い女性や子どもは靭帯が軟らかく伸びやすいために、ちょっとした負担でも関節がずれやすく、症状が出やすいのです。

顎関節症の症状

顎関節症の症状

顎関節症は、顎の関節やそれを支える筋肉・靭帯、神経の不調によって起こり、顎関節やその周辺に様々な症状が出ます。また、顎の関節を動かす筋肉は、首や肩とつながっているため、負担がかかりすぎると、顔や首、肩の周りの筋肉などにも負担がかかり、全身の不調も引き起こしてしまいます。具体的な症状について見ていきましょう。

顎と顎周辺に起こる症状

  • 顎の筋肉の痛み、顎のしこり
  • 顎関節の痛み、顎関節の炎症
  • 顎関節のクリック音、雑音
  • 顎関節の動きの異常、脱臼
  • 噛み合わせのズレ
  • 顎のゆがみ、顎の変形、顔のゆがみ

その他の全身症状

  • 肩こり、首のこり
  • 頭痛、頭が重い
  • めまい、耳鳴り
  • 不眠症などの睡眠障害
  • しびれ
  • 飲み込みづらい、話がしづらい
  • 自律神経失調症
  • うつ病

顎関節症の治療法

顎関節症の治療法

顎関節症患者の80~90%以上は、非外科的治療により症状が改善します。具体的には、咀嚼筋のマッサージやストレッチ、マウスピースによる治療や薬物療法などです。

それでも改善しない場合は、マニュピレーション法という治療を行なうこともあります。顎を回転させることで、顎関節にある関節円盤というものを正しい位置に戻すのです。

以上の治療をしばらく行なっても症状が治まらない場合は、外科的手術を施すことになりますが、手術が必要になるのはすべての顎関節症患者のわずか2~4%ほどです。

顎関節症の対策と予防法

顎関節症の対策と予防法

顎関節症の対策としては、多くの場合、患者自身が自宅で行なうセルフケアが中心となります。顎が急に痛くなったときなど症状が出たときの治し方について、以下にいくつか挙げます。セルフケアにより、顎関節症の予防と再発防止につとめましょう。

顎が急に痛くなったとき

  • できるだけ口を開けない
  • しばらく硬いものを食べないようにする
  • 痛む箇所を冷やし、痛みがひいたら温める
  • 食いしばりや歯ぎしりを防ぐため、軟らかいマウスピースをして眠る

慢性的に顎が痛んだり、口が開けづらいとき

  • つねに顎まわりをリラックスさせ、食いしばらない
  • 食べ物は両方の奥歯を使って噛む
  • 頬杖やうつぶせで眠るなど、顎の片方だけに負担をかけない
  • 時折、姿勢をチェックし、猫背や顎を突き出す姿勢になっていないか確認する
  • 同じ姿勢を長時間続けないようにし、ときどきストレッチを行なう
  • 対人関係のストレスを避け、スポーツやリラックスするなど気分転換の時間をもつ
  • 歯を食いしばるようなスポーツや動きは避ける
  • マウスピースを装着して眠る