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歯科で歯の神経を抜くということ



歯の神経を抜くことで歯がもろくなってしまうため、歯が痛んだとしても、できれば神経を抜かずに治療したい物です。しかし、どうしても抜かなくてはならない場合もあります。

きちんとした歯科医師であれば、神経を抜く必要性について説明してくれるはずですから、疑問や不安を感じる場合は、納得できるまでたずねてみることも大切です。

神経まで達した虫歯の症状と治療法

神経まで達した虫歯の症状と治療法

歯の構造を大まかに説明すると、表面の一番硬い層から「エナメル質」、その下で中間層の「象牙質」、一番奥の「歯髄」となっています。神経や血管が通っているのは歯髄であり、一般的に神経のことを歯髄と言います。

虫歯で歯が溶けた状態がエナメル質にとどまっていれば痛みは感じませんが、象牙質まで達するとその先にある神経が、冷たい、熱いなどの刺激により痛みを発生します。さらに穴が大きく深くなって虫歯が神経まで達してしまうと、炎症により強い痛みに。

かつて40~50年前までは痛みが強い場合は、神経が健康であっても歯を抜いてしまうこともありました。しかしそれだと虫歯になるたびに、歯がどんどん失われてしまいます。そこで痛みの原因である内部の神経だけを抜くことで、歯を抜かずに、機能や形を再生させるわけです。時間や期間、費用などもかかる物の、歯を残すための最後の手段と言えます。

しかし、神経や歯髄を抜くことでも歯がもろくなりやすいことが分かってきたのです。血液や栄養が歯に届かなくなってしまうためです。よって近年は「できるだけ神経を抜かない治療」が優先され、虫歯が神経に到達しかけていてもまだ神経が健康だと判断される場合には、薬を使って神経を保護しています。「歯髄温存療法」と言う治療法です。

神経の温存ができない場合

神経の温存ができない場合

神経の温存ができないこともあります。虫歯が完全に神経まで到達している場合です。虫歯はある程度まで進行すると基本的には治らないため、神経を無理に残すことでそこからさらに虫歯は広がっていき、歯の根まで達してしまいます。

すると歯根の先が炎症を起こし、膿がたまって激しく痛む他、歯根が虫歯によって溶けてしまい、歯を失うことになりかねません。

神経を抜く手順

神経を抜く手順

まずは、根元の歯茎や周囲の歯茎の部分から麻酔を行ないます。次に虫歯を削るとともに、歯に穴を開けていきます。そして根の部分の歯髄を見付けるのです。

歯の神経を取る際に難しいのは、根の枝分かれを確実に見付けなくてはならないことです。どこにどんな形で枝分かれしているかは千差万別で、穴を開けてみるまで正確には分かりません。根を取り残してしまうと、後日痛みを引き起こすこともあります。

続いて、針のような極細の器具を使って神経の空間ごとやすりがけのようにして、歯髄を取り除いていきます。根の部分の歯髄は非常に細いのです。最後に取り除いた後の空間を、詰め物でしっかりと根の内部までふさげば、治療は完了となります。

神経を抜いたあとの注意点

神経を抜いた後の注意点

神経を抜いてからの「その後」はとりわけ大切です。神経を抜いた歯は「枯れた木」と同じで、栄養が届かないために健康な歯よりもろく、弱ってしまうのがずっと早いからです。個人差はありますが5~10年で脆弱になるといわれます。

ですから他の歯に比べて意識してていねいに扱わなければなりません。プラークや歯石を取り除くメンテナンスを定期的に受け、歯周病などにつながらないよう、十分注意していきましょう。