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歯科での根管治療の実際



小学校などの歯科健診で、「C1」や「C2」などという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「C」とは虫歯のことで、数字は虫歯の進行度合いになります。虫歯が神経まで達してしまっている場合は「C3」や「C4」となり、根管治療という治療法で虫歯を治します。

根管治療とは

根管治療とは

虫歯が歯髄まで進行した歯や、歯の根の病気を治療することを根管治療と言います。歯科医の間では、難しい治療として有名です。

根の直径は上部が1mm弱で、下部は0.3mm弱と非常に狭くなっています。さらに根の長さは1~2cm程あり、途中で曲がっていたり、枝分かれしていたり、複雑な形状になっていたりと人それぞれです。その根に細い器具を入れて管の形を変えながら細菌の除去などをするのですから、難しい治療だというのがよく分かるのではないでしょうか。

治療方法

治療方法

根の先は肉眼では見えないため、顕微鏡で観察しながら治療をすることが多いです。リーマーやファイルと呼ばれる細い器具を使って、細菌を徹底的に除去します。根管の洗浄と消毒ができれば、最後に根管充填を行ないます。専用のシーリング材を用いて根管の中に隙間なく充填させ、細菌の繁殖を防ぎます。

ラバーダム

ラバーダム

アメリカでは、ラバーダムというゴムのマスクを装着して治療を行ないます。これにより外部からの細菌感染を防ぐことができ、治療の成功率は約90%といわれています。

日本ではラバーダムが使われることはほとんどなく、治療の成功率は約50%といわれています。ラバーダムだけが治療の成功率に高めているのではなく、消毒や仮蓋などの要素も関係しています。

日本でラバーダムが使われない理由として、保険点数が関係しているといわれています。ラバーダム自体は高価な物ですが、使用しても患者の負担はありません。つまり使えば使う程歯医者が赤字となってしまうのです。ただ、ラバーダムを使用してもしなくても成功率に影響しない、というデータや考え方もあるので、一概には言えません。

治療期間

治療期間

根管治療の期間は長いです。治療が難しく、細菌を取り残した状態で被せ物をしてしまっては、いずれ細菌が増殖します。再度、根管治療が必要になり、最悪の場合は抜歯することもあります。そのため慎重に行なわなければならないため、1~2ヵ月程度かかることが多いです。

根管治療に力を入れる歯医者とは

根管治療に力を入れる歯医者とは

前述のように、治療に効果的なラバーダムを使用している歯医者は期待できます。根管治療に力を入れているということが分かります。

また、拡大鏡や顕微鏡を使っていることも重要です。肉眼で見えない部分の作業がやりやすくなり、治療の精度が向上します。

根の病気になっている可能性とは

根の病気になっている可能性とは

以下のような場合、虫歯が神経まで進行していることが考えられます。早めの治療をおすすめします。

  • 歯を噛み合わせると痛い
  • 冷たい物や熱い物を飲食すると痛い
  • 歯茎がはれて触ると痛い
  • 何もしていなくてもズキズキと痛い

また、痛みがなくても根尖病巣という症状には注意が必要です。根管治療を経験した人が感染しやすいとされています。定期的な検診で確認してもらいましょう。