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歯科総合診療のメリットはチーム医療



医療が高度かつ複雑になる中で、複数の医療従事者がチームを組んでひとりの患者の治療にあたる「チーム医療」が注目を集めています。歯科総合診療においても、その最大のメリットと言えるのがチーム医療といわれています。

チーム医療とは

チーム医療とは

まず、「チーム医療」についておさらいしてみましょう。チーム医療とは、ひとりの患者に対して、複数の医療従事者が連携し、それぞれの専門性を生かすことで、最善の治療やケアを行なう取り組みを指します。

医療が高度化・複雑化する中で、チーム医療がもたらすメリットは主に、

  1. 疾病の早期発見・早期治療
  2. 医療の標準化・組織化による安全・安心の向上
  3. 医療の効率化による医療従事者の負担軽減

などがあります。

公益社団法人日本理学療法士協会が母体となるチーム医療推進協議会によると、代表的なチーム医療として、患者の栄養管理を行ない、全身状態の改善を目指す「栄養サポートチーム(NST=Nutrition Support Team)」として、医師や医療ソーシャルワーカー、看護士、管理栄養士、救急救命士、言語聴覚士、作業療法士、歯科衛生士、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士でチームを構成する例が挙げられます。

歯科総合診療のチーム医療

歯科総合診療のチーム医療

総合診療科を設置している病院では、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士といった専門家が在籍しており、総合診療科の医師の治療方針について、様々な意見交換が行なわれます。内臓疾患と口腔衛生のかかわりに注目が集まる近年は、患者に対する医療と生活の質の向上のため、長期にわたる、様々な角度からの治療計画が必要となっており、このようなチームでの診療体制が求められているのです。

例えば歯列矯正ひとつをとっても、その方法は様々。チーム医療では、矯正科の専門医が主導権を握るのではなく、各科がそれぞれの視点で見解を述べるため、治療方針に偏りが生じにくいというメリットがあります。

(総合歯科診療のチーム医療に携わる専門家例)

  • 総合診療科の歯科医師
  • 総合診療科の歯科衛生士
  • インプラント診療科専門医
  • 予防歯科専門医
  • 口腔外科専門医
  • 矯正歯科専門医
  • 小児歯科専門医
  • 審美歯科専門医
  • 麻酔専門医

それぞれの専門家が複数かかわることも少なくありません。

他の専門医と歯科医との連携

他の専門医と歯科医との連携

ここまで、歯科医院の中でのチーム医療のメリットを取り上げましたが、近年、総合病院における歯科医師のチーム医療へのかかわりも重要視されています。特に脳卒中やがん、心臓疾患に罹患し、治療を継続している高齢者の場合は、術前の歯科治療や術後の口腔管理が大切です。口からの栄養摂取は、患者の回復に大きく影響を及ぼすことから、看護師による口腔ケアは行なわれているものの、これまで歯科医師や歯科衛生士が積極的にかかわる例は見られませんでした。

一部の大学病院では、周術期に歯科医師や歯科衛生士がチームに加わる動きも見られ、この傾向は今後広がりを見せると予測されます。