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歯科・歯科医師の歴史



歯の治療のルーツをたどると、古代エジプト時代にさかのぼるともいわれます。日本でも飛鳥時代にすでに口腔領域が医療の対象と考えられていたとされ、その歴史の長さを知ることができます。

世界の歯科の歴史

世界の歯科の歴史

今からおよそ30万年前のローデシア人の化石人骨に、虫歯と見られる痕跡が見られることからも、はるか昔より人類は虫歯と闘ってきました。紀元前450年ごろの古代エジプトでは、歯科医療は医師によって行なわれていたことが分かっています。また、紀元前460~450年ごろに生まれたヒポクラテスが記した全集には、歯についての研究や、病気の治療法についてまとめられていました。なお、古代のヨーロッパでは、歯科治療の基本は抜歯が中心となっており、屋外で「香具師(やし)」による抜歯が行なわれていました。一方で、修道僧の髭剃りを担当していた床屋職人は、やがて手術を手伝うようになり、歯科的手術にもかかわるようになります。

1343年(康永2年)にはフランスの医師ギィ・ド・ショーリアクが『外科医術全集』を執筆。歯科技術者と外科医の関係や、歯科治療についてまとめました。その後、近代歯学の祖といわれるパリのピエール・フォーシャルは、1723年(享保8年)に歯科治療に関する著名な論文を発表。そして19世紀に入るとアメリカでほぼ現代に近い歯科医療が始まったといわれます。

  • 紀元前460~450年ごろ、ヒポクラテスが歯の治療法についてまとめる
  • 紀元前450年ごろ、古代エジプトで医師が歯科医療を実施
  • 1343年(康永2年)、ギィ・ド・ショーリアクが『外科医術全集』を執筆
  • 1723年(享保8年)、ピエール・フォーシャルが論文『外科歯科医Le Chirurgien Dentiste』を発表

日本の歯科の歴史

日本の歯科の歴史

701年(大宝元年)に定められた『大宝律令』などには、医学生の学びの対象として目耳口歯科と明記されています。ただし当時は、目、耳、口、歯はひとつの科でした。また16世紀半ばにはツゲの木などを彫って作った「木入れ歯」が実用化されました。元々は仏師が作っていましたが、江戸時代になると「入れ歯師」と呼ばれる専門の職業が定着。さらに幕末から明治維新にかけては「入れ歯師」の他にも、「口中医(こうちゅうい)」や「開業歯科医」、「歯抜き師」、街頭で薬を売ったり抜歯をしたりする「香具師(やし)」と、様々な専門家が現在の歯科の領域を分業していました。

その後、1874年(明治7年)に医制が公布されると、医師でない者が歯科医療に携わることができなくなります。翌年に実施された第一回試験に小幡英之助が合格、日本で最初の歯科医師とされています。その後、1883年(明治16年)に新たな歯科医籍が作られ、医師と歯科医師は法的に分けられました。

  • 701年(大宝元年)、『大宝律令』に歯科の記述
  • 1874年(明治7年)、医制を制定。非医師の歯科医療を禁じる
  • 1875年(明治8年)、日本で第一号の歯科医師が誕生
  • 1883年(明治16年)、医術開業試験規則が制定。歯科が専門科目に
  • 1903年(明治36年)、東京帝国大学医学部に歯科学教室を開設
  • 1906年(明治39年)、歯科医師法が成立