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人里離れた山間・離島を支える「僻地医療」の実態



へき地医療とは、交通条件、及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間、離島その他の地域のうち、医療の確保が困難である地域での医療を言います。無医地区、無医地区に準じる地区、へき地診療所が開設されている地区等が含まれる場所で行なわれる医療のことです。現在、このへき地医療では様々な問題点を抱えています。

無医地区

無医地区

「無医地区」とは、医療機関のない地域で、当該地域の中心的な場所を起点として、概ね半径4kmの区域内に人口50人以上が居住している地域で、医療機関を利用することができない地区のことです。

容易に医療機関を利用することができない地区とは

地区の住民が医療機関まで行くために利用することができる定期交通機関がない場合のことです。地区の住民が医療機関まで行くために利用することができる定期交通機関はあるけれど、1日3往復以下であるか、または4往復以上であるが、これを利用しても医療機関まで行くために必要な時間(徒歩が必要である場合は徒歩に必要な時間を含む)が1時間を超える場合のことです。

ただし、上記に該当する場合であっても、タクシー、自家用車の普及状況、 医師に往診の状況等により、受診することが容易であると認められる場合を除きます。

無医地区に準ずる地区

無医地区に準ずる地区

無医地区には該当しないが、無医地区に準じた医療の確保が必要な地区と各都道府県知事が判断し、厚生労働大臣に協議できる地区のことです。

(注)無医地区には該当しないが、無医地区として取り扱うべき特殊事情として次に掲げる要件のいずれかに該当する場合に、無医地区に準じる地区として適当と認められる地区であるか判断します。

無医地区には該当しないが、無医地区として取り扱うべき事情

  • 半径4kmの地区内の人口が50人未満で、かつ、山、谷、海などで断絶されていて、容易に医療機関を利用することができないため、巡回医療が必要な地区。
  • 半径4kmの地区内に医療機関はあるけれど、診療日数が少ないか(概ね3日以下)、または診療時間が短い(概ね4時間以下)ため、巡回診療が必要な地区。
  • 半径4kmの地区内に医療機関はあるけれど、眼科、耳鼻咽喉科など特定の診療科目がないため、特定診療科についての巡回診療などが必要である地区。
  • 地区の住民が医療機関まで行くために利用することができる定期交通機関があり、かつ、1日4往復以上あり、また、所要時間が1時間未満であるけれど、運行している時間帯が朝夕に集中していて、住民が医療機関を利用するのに不便なため、巡回診療などが必要な地区。
  • 豪雪地帯などにおいて、冬期間は定期交通機関が運行されない、または極端に運行数が少なく、住民が不安感を持つため、巡回診療などが必要な地区。

へき地医療の問題点

へき地医療の問題点

医師不足を原因として、全国的に地域の医療提供体制の維持が困難になりつつあり、適切な医療の確保が課題となっています。

①医師不足
2003年(平成15年)から始まった新臨床研修医制度により、それまで出身大学医学部で研修していたことを改め、任意の医療機関で研修ができるようになりました。大学医局のスタッフが減少するため、それまで各病院に派遣されていた医師を引き上げ、医師不足を招く結果となっています。
これらの問題は、過疎地、離島などのへき地医療の現場で顕著化し、特に小児科、産科など特定の診療科における医師不足が深刻な問題となっています。
②へき地で働く医師の負担
へき地医療の現場で働く医師は、常にいなくてはならない心理的な重圧や、様々な症例に対する知識と技術が必要となること、医療技術の研修ができないなど医師の負担も大きいです。これらを軽減する支援が求められます。