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病院経営もアウトソーシング時代へ



病院業務は閉じられた世界だと思われがちですが、実際には様々な業者が出入りし、アウトソーシング(外注化)も進んでいます。病院の顔と言われる医療事務さえ、派遣スタッフを受け入れている病院も増えており、今後いっそうアウトソーシングが加速化していくことでしょう。

医療界におけるアウトソーシングの現状

医療界におけるアウトソーシングの現状

病院事業においてもアウトソーシング、すなわち外注化が進んでいます。目的のひとつは効率化であり、厳しい経営状態を改善するための打開策です。また、病院経営は実に多くの業務を必要とするため、アウトソーシングなしでは業務が成り立たないという現状もあります。寝具類洗濯、医療廃棄物処理、検体検査などは95%以上の病院でアウトソーシングが進められており、もはや外部委託は常識化していると言えるでしょう。

おもな委託業務について

おもな委託業務について

病院には様々な業者が出入りしており、病院経営の根幹を担う場合も多くなっています。代表的なアウトソーシング業者について取り上げます。

①臨床検査業務
臨床検査会社は、病院からの外注委託に応じて血液や細胞などの検査を行ないます。委託する病院にとっての利点は、血液検査に必要な大型設備投資が削減できることや、人件費を削減できることです。病院にとっても臨床検査会社が必須となってきました。年に数度しか行なわれないような特殊な検査のために院内に検査体制を整えることは難しいため、アウトソーシングが当然になっています。
②病院給食業務
医療法の改正により、病院給食業務の全面委託が許可されました。病院給食は、「早くてまずく、冷たい」というイメージが旧来の物となり、患者が満足するおいしい食事を提供することが可能となったのは、病院給食の委託が進むにつれて厨房の意識も変化し、効率化と質の向上が進んだためです。委託先となる専門会社では、食材を一括で仕入れ、教育やシステムの行き届いた病院の厨房をフルに活用することで、利益を生み出しています。
③医療事務業務
国公立病院の人員削減の影響を最も受けたのが事務部門と言われています。病院の経営合理化の波に乗り、国家資格が不要な部門は縮小傾向にあり、事務部門は特に合理化の対象になりやすいのです。状況に応じて拡大や縮小がしやすいように、受付や病棟の医療事務を代行する、医療事務派遣を活用する施設が増加しています。
④経理・税務会計業務
経理や税務会計業務には、専門的な知識が必要とされます。多くの医療機関では、税理士事務所と雇用契約を結んで税務申告を行なっています。また、経理業務については、大病院では専門の知識や資格をもつスタッフを雇うこともありますが、小規模な医療機関の場合は経理代行の専門業者へアウトソーシングする場合が多いようです。

医療界におけるアウトソーシングのこれから

医療界におけるアウトソーシングのこれから

公立病院においてさえ、経営の効率化が求められる現在において、今後はさらに医療業界のアウトソーシングが加速化しそうです。取り分け、病院の顔である医療事務をはじめ、院内情報コンピュータ・システム、院内物品管理、在宅医療サポート、医療情報サービスといった分野は、より需要が高まっていくことが予想されます。

中には、複数の業務を一括してアウトソーシングするBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を採用する病院も出てきています。給食、寝具類洗濯など分野ごとに各業者に委託するこれまでのスタイルよりも、さらに経費削減効果が得られるからです。患者の安全や快適を憂慮しながら、大胆な工夫や発想の転換を行なうことで、アウトソーシングによる効果はいっそう上げていくことも可能です。

ただ、アウトソーシングに頼りすぎることで、病院側の方針や管理が行き届きづらくなったり、病院機能全体としての連携が取りづらくなるなどのデメリットも考えられます。外注先のスキルや仕事ぶりをきちんと把握し、細やかに連携を取り合って、しっかりとした協力体制を築き上げていく必要があるでしょう。