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手術を受けるべき?受けないべき?
手術が必要になる場合とは



治療目的で皮膚または粘膜、その他の組織を切開して、治療を施す「手術」。通称「オペ」と呼ばれることも多いです(英:Operationに由来)。ここでは手術の目的や、手術で使われる治療機器を紹介します。

手術が必要な場合・手術の目的

手術が必要な場合・手術の目的

手術は、病態の制御、及び失われた機能の回復を目的としています。手術をその目的で分類すると以下の4つに分けられます。

①切除

局所の炎症や腫瘍がある場合は、病巣を切って取り除く必要があります。

例えば、胃がんの場合、腫瘍を切除することが最も重要です。切除の方法は、病気の進行度や腫瘍の大きさなどによって決められます。

これはあくまでも一例ですが、がんがごく早期の場合、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や腹腔鏡による胃局所切除術などが施されます。がんが胃粘膜の下層に及ぶ「早期胃がん」の場合は腹腔鏡による胃切除術などの手術が必要になります。

がんがさらに胃壁の深部に及んだ「進行胃がん」には、開腹による胃切除術や胃全摘術などが施されます。

このように、早期であれば小さな手術で済みますが、病気の進行によって、切除する範囲が広がったり、患者に大きく負担がかかる方法だったり、施すべき手術は異なってきます。

その他に切除術が必要になる場合は、下記のような症例があります。

  • 虫垂炎→虫垂切除術
  • 膵がん→膵頭十二指腸切除術
  • 乳がん→乳房切除術 など

②形成

障害部位の機能を改善するためには、組織や器官の形を整える手術を施します。

例えば、狭心症の手術として行なわれる冠動脈バイパス手術がこれにあたります。冠動脈バイパス手術とは、狭くなった心臓の冠動脈に、体の他の部分からとってきた血管をつなげて迂回路を作る手術です。これによって血流の少ない部位に、より多くの血液を流すことができ、心筋の血流不足(酸素不足)による狭心症が改善されます。命づなの役割を果たし、狭い部分が閉塞しても心筋梗塞になりません。

その他に形成術が必要になる場合は、下記のような症例があります。

  • 乳がん→切除した乳房の復元術
  • ソケイヘルニア(脱腸)→ヘルニア根治術 など

③移植

障害の生じた機能を回復するため、自己もしくは他人から採取した組織・器官を移植する手術が必要になります。

例えば、慢性腎不全の治療法のひとつとして腎移植があります。腎移植とは、腎臓の機能が低下した患者に、新しい腎臓を手術で移植することで、腎臓の機能を回復させるという治療法です。

その他に移植術が必要になる場合は、下記のような症例があります。

  • 広範囲熱傷→植皮術
  • 水疱性角膜症、内皮機能不全→角膜移植術 など

④検査

内視鏡や画像診断といった体を傷付けない非侵襲的方法で診断が確定できない場合に行なわれます。

治療機器の進歩

手術に使われる治療機器は、患者の体の負担を減らす方向へ進歩しています。従来の開腹・開胸手術に代わる治療機器をいくつか紹介します。

内視鏡

内視鏡

内視鏡は、口や鼻、肛門などから、気管や消化管の内部に小さなカメラと器具を挿入し、テレビモニターを見ながら患部の検査や治療を行なうことができます。体にメスを入れずに、がんや良性腫瘍を取り出すことができるため、患者の負担を減らすことにつながります。

早期の食道がんや胃がん、大腸がん、ポリープなどの場合、内視鏡を使って、病巣を特殊なワイヤーやナイフで切除したり、焼き切ったりする手術が可能です。

胸腔鏡・腹腔鏡

治療機器の進歩

胸腔鏡・腹腔鏡は、体に小さな穴をいくつか開けて、そこからカメラと器具を挿入し、テレビモニターを見ながら治療を行なうことができます。一般的な外科手術よりも患者の負担が少ない手術として注目を集めています。

肺や食道などの手術を行なう器具を胸腔鏡といい、胃や大腸、胆のう、腎臓、子宮、精巣などの手術をする器具を腹腔鏡といいます。