施設検索/ホームメイト・リサーチ

ご希望の病院・医院情報を無料で検索できます。

ドクターマップ

病院・医院情報

入院中の病院食



病院の食事は、患者の病状に応じた食事を出すことで疾患の治癒やその促進を図り、健康回復に貢献することを目的に提供されています。献立は、食生活の面から人々の健康を維持、増進させる専門家である管理栄養士が作成。カロリー、塩分など個々の栄養状態に適したメニューを提供しています。

食事の種類

食事の種類

入院中の食事は、患者の容態に合わせて医師の指示により提供します。大きく分けると、特殊な食事制限がない「一般食」と、治療の一環としての食事である「特別治療食」の2つに分類されます。

①一般食
一般食とは、常食、軟食、流動食などのことです。

軟食とは粥など消化の良い食事で、流動食には重湯、牛乳、スープなどが用いられます。1日の摂取カロリーは、男性で1,600~2,400カロリー、女性は1,300~2,000カロリー程度が目安です。

②特別治療食
特別治療食とは、治療食(食塩制限食、糖尿病食、胃潰瘍食、肝臓病食、肥満食など)、調乳・離乳食、検査食などです。治療職は医師や管理栄養士の指示によって、患者の病態に合わせて制限(塩分・カロリー・脂質・たんぱく質など)された食事が提供されます。

特別治療食を用いた食事療法

特別治療食を用いた食事療法

食事療法とは、食事の内容を調節することで治療を図る治療法です。適切なカロリーコントロールをしながら、バランス良く栄養を摂取していきます。食事療法が必要な疾患には糖尿病や高血圧症、動脈硬化症、胃腸病、腎臓病、貧血、肥満などがあります。食事に気を付けなければならない代表的疾患について、食事療法の進め方をご紹介します。

①糖尿病
糖尿病とは、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足し、慢性的に高血糖になる病気です。過食を避け、総カロリーを制限したバランスの良い献立が重要です。医師から指示されたカロリー量を守った食生活をします。
②高脂血症(脂質異常症)
高脂血症とは、血液中の脂質(コレステロール、中性脂肪)が異常に高くなる病気です。摂取カロリーを控えて、良質なたんぱく質を摂取し、動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品も控えます。塩分、糖分の摂りすぎにも注意が必要です。
③高血圧症
高血圧症は、動脈に異常に高い圧力が掛かることで脳卒中や心臓病など多くの疾病を引き起こしやすくなる病気です。塩分やカロリーの摂取を制限し、バランスの良い献立にします。動物性脂肪を控え、飲酒は医師の指示にしたがいます。
④痛風(急性関節炎)
痛風とは、高尿酸血症の症状が続き、血液に溶けきれなかった尿酸が結晶になって関節に沈着する病気です。痛風の人に多い「肥満」と判断された患者には減量メニューを提供します。プリン体を多く含む食品の摂取を控え、水分をできるだけ多く摂ります。

病院食に楽しみを取り入れる

病院食に楽しみを取り入れる

病院での食事は「食事療法」という大切な治療であると同時に、入院生活の楽しみのひとつでもあります。そのため、一般食は何種類かの献立から選べる病院も多いようです。また、旬の食材やおせち料理、雛祭りなどの祭事に合わせた食事を出して、毎日の食事が楽しみになる工夫をしている病院もたくさんあります。さらに、企業の社員食堂レシピ本に続き、病院食のレシピ本が次々に出版されるなど、以前のように「病院食=おいしくない」というイメージは薄れつつあります。低カロリーでバランスが良く、減塩にも配慮された献立は、一般家庭にも浸透しています。