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「終末期医療」について考える



末期がんや神経難病など、不治の病を宣告された患者が死に至るまでの医療とされる、終末期医療。どのような治療をするのかという最終的な選択は、基本的には患者や家族の意思が尊重されます。そのため終末期医療は、どの選択をしても患者と家族が悔いを残さないようにサポートをする治療であるといえます。

終末期とは

終末期とは

末期がんなど、現代の医学では病状の悪化を食い止めることができない病にかかり、数ヵ月で死を迎えると判断された場合の、宣告から死までの期間のことを「終末期」といいます。患者やその家族が身体的にも精神的にも不安定になる時期でもあります。患者の終末期については、医師や看護師、複数の専門職種から構成される医療・ケアチームによって慎重に判断されます。

終末期医療の特徴

終末期医療の特徴

終末期の治療については、患者やその家族の要望により、積極的に最期まで治療を続けるのか、患者のQOL(生活の質)を重視するのかに分かれます。近年は、自宅での終末期を望む患者や、自宅での看取りを希望する家族が増加しています。また、病院や施設でも、「ホスピス」と呼ばれる緩和ケア病床など、積極的な治療を行なわずにQOLの向上に向けて医学管理を行なう病床も増加しています。

医療費は、入院費用などを考えると在宅での終末期医療が一番経済的負担が少ないとされています。しかし、急な発作や苦痛に対応できないといった不安や、家族の身体的・精神的負担は大きいでしょう。

終末期医療の4つのパターン

終末期医療の4つのパターン

終末期医療は以下の4つのパターンに分類されます。

  1. 自宅での高密度医療
  2. 病院・施設での高密度医療
  3. 自宅でのQOLを重視した医療
  4. 病院・施設でのQOLを重視した医療

終末期医療を提供する場所

終末期医療を提供する場所

終末期医療の提供場所は、患者の自宅、病院、介護施設、緩和ケア病床(ホスピス)などがあります。苦痛を軽減しながら患者のQOLを重視した医療が求められます。

終末期医療で重視されること

終末期医療で重視されること

日本医師会の第Ⅹ次生命倫理懇談会は、終末期医療において、医師の対応に関するガイドラインで、終末期医療で重視することを以下の4項目を挙げています。

  1. 患者が終末期の状態であることの決定は、医師を中心とする複数の専門職種の医療従事者から構成される医療・ケアチームによって行なう。
  2. 終末期における治療の開始・不開始・変更及び中止等は、患者の意思決定を基本とし医学的な妥当性と適切性をもとに医療・ケアチームによって慎重に判断する。
  3. 可能な限り疼痛やその他の不快な症状を緩和し、患者・家族等の精神的・社会的な援助も含めた総合的な医療、及びケアを行なう。
  4. 積極的安楽死や自殺幇助等の行為は行なわない。

より良い終末期を迎えるために

より良い終末期を迎えるために

患者が望む終末期医療を実現するには、医師、患者、家族が十分な信頼関係を築くことが必要不可欠です。終末期医療の選択は、患者本人に意識があれば本人の意思が尊重されますが、患者自身に意識がない、もしくは意識があっても判断力がない状態が多く、その場合は家族にその判断が任せられます。

日本では、日常において家族と死の迎え方について話し合う機会が少ないのが現実です。しかし、普段から終末期にどのような治療をしたいか、どこまで延命処置を受けたいかといったことを話し合い、早い段階で文書に残しておくことが大切です。生前の意思表明を文書として作成することは、作成を機に終末期についてよく考え、家族と話し合うことと代弁者を選んでおくことで、無用な混乱を避けることができるでしょう。救命救急を要する病気や脳の病気などにより自分で判断できない状況に陥ることもありますので、代弁者を決めておくことも大事です。